【日语共读】我是猫(36)

【日语共读】我是猫(36)

2018-04-07    03'23''

主播: 日语主播

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介绍:
【日语共读】我是猫(36) 2018-04-06 小银 吾輩は猫である ” 皆さん、こんばんは。 今天继续由主播小银为大家带来 夏目漱石的《我是猫》共读。 我是猫(36) 来自日语之声 03:2203:22 -我是猫36- 《我是猫》是日本作家夏目漱石创作的长篇小说,也是其代表作。这部作品写于1904年至1906年9月,1905年1月起在《杜鹃》杂志上连载,不久,编成上、中、下三册出版。 夏目漱石为发泄多年郁愤而写成的长篇小说《我是猫》,淋漓尽致地反映了二十世纪初,日本中小资产阶级的思想和生活,尖锐地揭露和批判了明治“文明开化”的资本主义社会。 这部作品是以一位穷教师家的猫为主人公,以这只被拟人化的猫的视角来观察人类的心理。这是一只善于思索、有见识、富有正义感又具有文人气质、但至死也没有学会捕捉老鼠的猫。 「うまく癪が起りましたか」と主人は警句を吐く。 「癪だけは第一回には、ちと無理でした」と東風子も警句を吐く。 「ところで君は何の役割でした」と主人が聞く。 「私しは船頭」 “那么,脾气发得逼真吗?”主人问得绝妙。 “首次登台就能演好发脾气,可有点要求过高啊。”东风回敬了绝妙的回答。 “那么,你扮演什么角色?”主人问道。 “我扮演船老大。” 「へー、君が船頭」君にして船頭が務(つと)まるものなら僕にも見番くらいはやれると云ったような語気を洩(も)らす。やがて「船頭は無理でしたか」と御世辞のないところを打ち明ける。 “咦?你扮演船老大?”主人话里话外是说:你能扮演船老大,我就能扮演花街总管。 立刻,东风直言不讳地挑明: “您是说我不配演船老大吧?” 東風子は別段癪に障った様子もない。やはり沈着な口調で「その船頭でせっかくの催しも竜頭蛇尾に終りました。実は会場の隣りに女学生が四五人下宿していましてね、それがどうして聞いたものか、その日は朗読会があるという事を、どこかで探知して会場の窓下へ来て傍聴していたものと見えます。私しが船頭の仮色を使って、ようやく調子づいてこれなら大丈夫と思って得意にやっていると、……つまり身振りがあまり過ぎたのでしょう、今まで耐らえていた女学生が一度にわっと笑いだしたものですから、驚ろいた事も驚ろいたし、極りが悪るい事も悪るいし、それで腰を折られてから、どうしても後がつづけられないので、とうとうそれ限りで散会しました」 他并没有怎么生气,仍以文静的口吻接着说:“就怪扮演船老大,好容易召开的会,竟虎头蛇尾地告吹。原来,会场隔壁住了四五名女学生。不知她们从哪儿探听到消息,知道当天有文艺朗诵会,就在窗外偷听。我用假嗓扮演船老大,总算定了调,以为这样演去准成。正演得起劲儿,唉,大概是身段扭动得过火了吧,耐心偷听的女学生们一下子哗然大笑。我又吃惊,又扫兴。台词一打断,就再也接不上了,只好就此散场。” 第一回としては成功だと称する朗読会がこれでは、失敗はどんなものだろうと想像すると笑わずにはいられない。覚えず咽喉仏がごろごろ鳴る。主人はいよいよ柔かに頭を撫でてくれる。人を笑って可愛がられるのはありがたいが、いささか無気味なところもある。 声称成功的第一次朗诵会竟然如此,那么,想象失败时更将是何等惨状,真叫人忍不住好笑。不知不觉喉头又呼噜噜地作响,主人更加温柔地抚摸咱家的头。嘲弄者却受到被嘲弄者的爱抚,这可是幸运,不过,总有些不够开心。 「それは飛んだ事で」と主人は正月早々弔詞(ちょうじ)を述べている。 「第二回からは、もっと奮発して盛大にやるつもりなので、今日出ましたのも全くそのためで、実は先生にも一つ御入会の上御尽力を仰ぎたいので」 「僕にはとても癪なんか起せませんよ」と消極的の主人はすぐに断わりかける。 「いえ、癪などは起していただかんでもよろしいので、ここに賛助員の名簿が」と云いながら紫の風呂敷から大事そうに小菊版(こぎくばん)の帳面を出す。 「これへどうか御署名の上御捺印(ごなついん)を願いたいので」と帳面を主人の膝(ひざ)の前へ開いたまま置く。 見ると現今知名な文学博士、文学士連中の名が行儀よく勢揃(せいぞろい)をしている。 “这可是大不幸啊!”主人在这新正大月,竟说起丧气话来: “我们想从第二次起,更奋发图强,把会开得更加盛大,今天正是为了这件事才前来造访。坦率地说,我们想请您也入会,请大力支持……” “我可无论如何也不会发脾气的呀!”持消极态度的主人立刻谢绝。 “不,您不会发脾气也行嘛!这是赞助者花名册……”说着,他打开紫色包袱皮,小心翼翼地拿出一个小本,展开一页,放在主人面前。“请在这上面签名盖章。” 咱家一瞧,全是当今学者名流的名字,写得端端正正,排列得整整齐齐。 主播 | 小银 小编 | tsuki酱 责编 | 日语之声