世界から猫が消えたなら、
この世界はどう変化し、僕の人生はどう変わるのだろうか。
世界から僕が消えたなら、
この世界は何も変わらずに、いつもと同じような明日をむかえるのだろうか。
くだらない妄想だ、とあなたは思うかもしれない。でも信じてほしい。
これから書くことは僕に起きた七日間の出来事だ。とても不思議な七日間だった。
そして間もなく、僕は死にます。
なぜこうなったのか。
その理由について、これから書いていこうと思う。
きっと長い手紙になるだろう。でも最後まで付き合ってほしい。
そしてこれは、僕があなたに宛てた最初で最後の手紙になります。
そう、これは僕の遺書なのです。