ごめんなさい…
何て言うと思った?
看護師社会はドロドロ
恐怖!女の職場スカッと
本当迷惑
山口洋菜です。
よろしくね。仕事慣れました?
男に媚びる事は出来るんだ…
調子乗んなよ!
これは、私が看護学校を卒業して整形外科に配属された時のお話です。
陽菜:すいません
カオル:あっ ごめんなさい
陽菜:いえ…
カオル:何て言うと思った?そんなところでぼーっと突っ立てられると邪魔なの。もっとテキパキ働いてくんない?
陽菜:あの すいません!患者さんのカルテを探してまして。ちょっとどこにあるのか分からなくて…
カオル:フフ…ハハハ…えっ?もしかして新人?
陽菜:はい…今日から配属になりました山口陽菜です。
カオル:へえ〜新人ってカルテも見つけられないんだ?あんたみたいな素人過ぎる看護師が1人入ってくるだけで私の仕事増えるのよね〜本当迷惑。
陽菜:すいません…
カオル:一カ月ね。
陽菜:何がですか?
カオル:前ここにいた鈍臭い新人が3週目で移動願出してたわ。あっ 感謝して。その子より1週長いって予想してんだから。
(陽菜:カオル先輩は新人に対して情け容赦のない冷酷な看護師だったのです。)
陽菜:よし… あっ!カオル先輩
カオル:ったく 鈍くせえな
陽菜:えっ?
カオル:着替えだけでどーんだけ時間かかってんのよ?
陽菜:すいません!
ハラダ:あれっ?見ない顔だ。
陽菜:ご挨拶遅れてすみません…新しく配属されました山口陽菜です。
ハラダ:宜しくね。仕事もう慣れました?
陽菜:早く戦力になるように頑張ります。
ハラダ:何かあったら、いつでも言ってね。
陽菜:はい ありがとうございます
カオル:ハラダ先生 お疲れ様です
ハラダ:あっ カオルさん お疲れ様
カオル:男の扱い得意なんだね。仕事はできないくせに、男に媚びる事は出来るんだ。今度私も教えてもらおうかな?その媚び方?
陽菜:冗談やめてください。
カオル:冗談に決まってんじゃ。男の人と話す その余裕?仕事に回してもらえない?
(陽菜:カオル先輩の新人いびりは続き…)
カオル:はい これで大丈夫。
しょうた:うん…
陽菜:あっ しょうた君!こんにちは。怪我の具合どう?
しょうた:うーん… ちょっと包帯きつい
陽菜:きつい?じゃあ三角巾ちょっと緩めようか。
しょうた:うん
陽菜:じゃあ あちらで。 どう?
しょうた:あっ もうきつくない!
陽菜:本当?良かった
しょうた:ありがとう
陽菜:どういたしまして
カオル:新人が何勝手に包帯弄ってんの?
陽菜:いや…しょうた君 腕がきついって言ってたので
カオル:ハハハ… あれ私が処置したんだけど
陽菜:すみません
カオル:この素人が…!調子乗んなよ。
(陽菜:毎日のように厳しいダメ出しを受け、私はもう、ボロボロでした。しかし、そんなある日のこと…)
しょうた:痛い…痛いよ〜
陽菜:大丈夫!もうすぐ先生くるからね。
カオル:あんたのせいじゃないの?新人のくせに、私が処置したやつ弄ったからじゃないの?本当鈍臭っ ごめんね〜痛いね〜あの お姉ちゃんのせいかな?先生来たら、痛いの無くなるからね。
(陽菜:また、この後もダメ出しをされるのかと思った。その時…まさかの展開になったのです。)
ハラダ:しょうた君大丈夫?
しょうた:先生 どうして僕の腕は痛いの?
ハラダ:うん そうだなあ。それはね、悪物がいたくしてるからかもしれないね
しょうた:わるものがいるの?
ハラダ:そうだよ。でもね、安心して すぐその悪者をアーンパンマン アーンパンチでやっつけてくれるからね。
しょうた:本当に?わるものにアーンパンチですれば直るの?
ハラダ:ハハハハ そうだよ。
しょうた:食らえ。アーンパンチ。 あのお姉ちゃんいじめてる。思い出あるの間 どこにいたすぐのを辞めろ!アーンパンチ アーンパンチ
ハラダ:しょうた君
カオル:私の仕事が…
陽菜:小さなヒーローのおかげでカオル先輩の新人潰しはなくなりました。