原唱:miku
心を探すロボットの話 どこまでも取るに足らない話
どっかに心は落ちてないか 君が泣く理由を知りたいのだ
いつから探すロボットがひとつ 未だに何も見当たらないようだ
どこにも心は落ちてないな 君が笑う理由を知っていたい
コードで縛られた手足と プログラムされた心
こんなときは涙を流してね こんなときは笑顔を見せてよね
どっかに心は落ちてないか 君が泣いてたその心
凍えそうな鉄の塊は そうやって誰かを想うのだろう
ごちゃごちゃ付けたロボットの話 たらふく語り尽くされた話
元の形すら分かりやしないね 君の心さえ欲しいのさ
ガラクタで覆われた口と オイル切れで軋む心
誰も理解しちゃくれないのさ 集めた言葉で粧しても
どっかに心は落ちてないか 君が笑ってたその心
錆び付いたニセモノの箱は そうやって誰かを嫉むのだろう
やっとエガオを見つけたよ 可笑しいなこれ ただのシグナルさ
やっとナミダを見つけたよ 可笑しいなこれ ただのガラクタさ
「君が声を上げ泣く気持ちが分からない」と咽ぶ貴方
傍から見りゃ可笑しな話だ そしてどうしても愛しいんだ
心はどこにも落ちてないぞ そこにあるのは貴方だけ
心を知ろうとするその胸に いつだって灯るようなものだろう
凍てつくような鉄でできた それだって紛れないものだろう