14.【轻松读日语】金牌女王

14.【轻松读日语】金牌女王

2018-09-05    12'57''

主播: 奈子醬と恵み醬

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介绍:
心の琴と書いて、心琴という言葉があります。 赤ちゃんは生まれたとき、心の中にハープを持たされています。 それで他者(たしゃ)からの感情を受け取れるようにです。 そして成長して、自らもその弦を爪弾く(つまびく)ことによって、 人と交(まじ)わっていきます。 ただ、いけないことをするとその弦はもろく(脆い)、ぷつりと切れてしまいます。 人の悪口を言うと切れる、人を妬む(ねたむ)と切れる、人を騙すと切れる、傷つける、奪う、犯す(おかす)、そして殺す。 そして、ついには奏(かな)でる弦が一本もなくなってしまう。 それが、あなたたちよ! 人は過ち(あやまち)を犯しても、何度でもやり直せるという人がいます。 私はそんな言葉を聞くたびに笑ってしまいます。 それは、不慮(ふりょ)の事故を犯した人だけであって、 計画し、あるいは衝動でも悪意(あくい)の存在したにん間には当てはまりはしない、決して! 多くの被害者遺族(いぞく)が、絶望的(ぜつぼうてき)な憤り(いきどおり)をもって会見(かいけん)します。 「もっと重い罪を」「極刑(きょっけい)を!」と。 なぜそんなにも憤りが続くのかといえば、それは、犯罪を犯す人間たちの中には、後悔(こうかい)が無い人がいるからです。 唯一(ゆいいち)の後悔は捕まったことに対してだけ。 裁判(さいばん)を有利に導く(みちびく)ための、吐き気のするような芝居。そんな芝居は、遺族たちにはすべて透(す)けて見えるんです。 生い立ち(おいたち)がどうだとか、親に愛されなかったとか、社会に見向きもされなかったとか、 うんざりするような言い訳と自己欺瞞(じこぎまん)。 言っておきますが、同じような環境に押し込まれても、 いいえ、もっと過酷(かこく)な運命に立たされても、 多くの人は犯罪など犯したりは決してしない。 他人を傷つけ、騙し、奪い、殺す。そんなことはしない。 薬物(やくぶつ)に手を染(そ)め、お年寄りを騙す、振り込め詐欺。 強盗(ごうとう)、強姦(強かん)、殺人(さつじん)。 他人の尊厳(そんげん)をたやすく奪えるのは、赤ちゃんが持たされたハープの弦が1本も、 もはやただの1本も残されてないからできることよ。 まさか、また蔓(つる)のように弦が生えてくるとでも思っているの?冗談じゃない!