【日文·睡美人】眠り姬

【日文·睡美人】眠り姬

2016-06-19    08'00''

主播: 韩少辛

9220 178

介绍:
订阅竟然过1000了~~~捂脸 昔、ある国で、王様とお后様の間に、女の赤ちゃんが生まれました。さっそく、盛んなお祝いをすることになりました。 お祝いの席には、魔女も招かれました。魔女は十三人いたのですが、金のお皿が十二枚しかなかったので、十二の魔女が招かれました。魔女たちは、赤ちゃんに贈り物をしました。 はじめの魔女はやさしい心を、二番目の魔女は美しさを。ところが、十一番目の魔女が贈り物をした時です。 突然、お祝いに呼ばれなかった十三番目の魔女が現れました。 そして、赤ちゃんにこう言ったのです。「この子は十五歳の時、つむに刺されて死ぬ。」 そう言うと、さっと部屋を出て行きました。 つむは糸を紡ぐために使う道具です。 すると、まだ贈り物をしていなかった、十二番目の魔女が出てきました。この魔女は十三番目の魔女の呪いを消すことはできませんでした。でも、こう告げたのです。 「いいえ、この子は死にません。ただ百年、眠るだけです。」 王様は、すぐに国中のつむを燃やすように命令を出しました。 お姫様は十五歳になりました。 ある日、お姫様は一人でお城の塔に登りました。塔の奥では、一人のおばあさんがつむを使って、糸を紡いでいました。「おばあさん、それはなあに?」 お姫様はつむを見たことがなかったのです。おばあさんはにやりと笑って答えました。 「これはつむだよ」お姫様が手を伸ばすと、つむがぷつりと指を刺しました。 お姫様は、そのまま深い眠りについたのです。 眠ったのは、お姫様ばかりではありません。王様も、お后様も、家来も犬も鳩も竈の火も眠りました。 やがて、お城は荊ですっぽりと覆われました。 それで人々は、お姫様を眠り姫と呼びました。たくさんの人が、眠り姫を起こそうとお城に行きました。でも、荊に引っかかれて、誰一人お姫様のそばまでは行けなかったのです。 ちょうど百年経ちました。 一人の王子様が、眠り姫を訪ねてきました。お城の荊は、美しい花を咲かせていました。王子様が進むと、荊は自然に道をあけました。お城に入ると、門番も料理番も眠っています。奥では、王様とお后様が眠っていました。何の音も聞こえません。 王子様は、どんどん歩いてとうとう眠り姫の眠っている部屋に着きました。王子様は、姫の顔を見て呟きました。「なんて美しい姫だろう。」王子様は、そっと眠り姫の頬にキスしました。 とたんに、眠り姫がぱっちりと目を開いたのです。そして、やさしく王子様を見上げました。眠り姫と王子様が、手に手をとって、部屋から出てくると、王様とお后様が目を覚ましました。それから、お城の全部のものが目を覚ましたのです。お城は急に賑やかになりました。 やがて、眠り姫と王子様は結婚しました。二人は、いつまでも幸せに暮らしたということです。