東京オリンピックとパラリンピックの安全のために、日本中から警官が集まることになっています。国は、警官が泊まる建物を東京の大田区などにつくりました。この中の4つの場所では、新しいコロナウイルスがうつった人が休むことができるように、去年4月に工事をしました。
しかし、この建物を1回も使ったことがありません。7月からオリンピックがあるため、国は、前のように警官が泊まる建物にする工事を今月から始める予定です。去年と今年の工事に、全部で40億円以上かかるようです。
国などが行う工事の専門家は「コロナウイルスが広がってどうしたらいいか、国が早く決める必要があったことはわかります。しかし、たくさんのお金がかかった建物を1回も使わなかったことについて、しっかり調べなければなりません」と話しています。