IMFと世界銀行　イギリスのEU離脱投票後の動向に注目

IMF・国際通貨基金のラガルド総裁と世界銀行のジム・ヨン・キム総裁は6月24日、それぞれ声明を発表し、「EU離脱国民投票が行われたイギリスの動向に注目している。必要に備えて加盟国への援助提供のための準備を整えている」と表明しました。 IMFのラガルド総裁は声明で「イギリスが欧州当局と連携して新たな経済関係への平穏な移行に努めることを促している」と明らかにした上で、「IMFは、イギリスの中央銀行と欧州の中央銀行が銀行システムに流動性を提供し、金融市場の過度な不安定を軽減するという約束を、全力を挙げて支持する。今後も引き続き関連動向に注目していく。そして、加盟国に援助を提供できる準備を整えている」と強調しました。 世界銀行のジム・ヨン・キム総裁は「われわれは世界各地の動きを注意深く見守っている」とした上で、「世界銀行は、今後もイギリス政府、EU・欧州連合と連携しあって、2030年に貧困を撲滅するといった共同の目標を目指して協力を継続していく」と、世界中の弱い立場にある人々を援助していく姿勢を明らかにしました。 （翻訳　朱丹陽 kokusei） ＩＭＦ与世行密切关注英国“脱欧”公投后续事态发展 　　国际货币基金组织（ＩＭＦ）总裁拉加德与世界银行行长金墉6月２４日分别发表声明，密切关注英国“脱欧”公投后续事态发展，准备好为基金组织和世行成员提供帮助。 　　拉加德当天在声明中说，ＩＭＦ敦促英国与欧洲当局协同努力保证英国与欧盟平稳过渡到新的经济关系。她表示，ＩＭＦ强力支持英国央行和欧洲央行为银行体系提供流动性和减少金融市场过度波动的承诺，将继续密切关注事态发展，并准备好需要时为基金组织成员提供帮助。 　　金墉在声明中说，我们正密切关注全球各地事态发展，准备好为世行成员提供支持。他表示，世行将继续与英国政府、欧盟为实现２０３０年消除极端贫困的共同目标展开密切合作，以帮助全球最弱势的人群。