英政府、「EU離脱」白書を発表

英政府、「EU離脱」白書を発表 イギリス政府は2月2日、EU離脱交渉の計画白書を発表し、公文書の形でEU離脱の目標を明確化するとともに、平穏かつ秩序ある実現を強調しました。これによってイギリスはEU離脱交渉プランの正式なスタートに向けて、新たな一歩を踏み出したことになります。 この白書で、イギリスは貿易の面では欧州共同市場とEU関税同盟を離脱しつつも、全面的な自由貿易と関税協定を含めたEUとの新たな戦略パートナー関係の構築を目指すとしています。また、移民対応の面では新しいシステムを導入すると同時に、企業のために移行期間を設定し、イギリス在住のEUの公民の権利と、EU在住のイギリス公民の権利を確保するとしています。さらに、司法の面では、欧州司法裁判所の管轄を離脱しますが、新たなシステムを構築することで貿易争いなどの問題を解決するとしており、このほか、犯罪やテロ対策分野においてもEUとの協力を継続するということです。 なお、イギリス政府は3月に、加盟国の離脱に関する手続きを定めた「リスボン条約」第50条を発動し、EU離脱交渉を正式に開始します。（翻訳　朱丹陽　梅田謙） 英国政府于2月２日公布“脱欧”计划白皮书，以法律文件的形式明确政府“脱欧”目标，强调实现平稳有序“脱欧”。这意味着英国向正式开始“脱欧”迈出新的一步。 根据白皮书的内容，在贸易方面，英国将脱离欧洲共同市场和欧盟关税同盟，但寻求与欧盟建立新的战略伙伴关系，包括全面的自贸和关税协定；在移民方面，英国将引入新的体系管控欧盟移民，并给企业留下足够时间过渡，保障已在英国的欧盟公民权利，同时保障英国公民在欧盟国家的权利；在司法方面，英国将脱离欧洲法院司法管辖，但会寻求建立新的解决机制解决贸易争端等问题，并将在打击犯罪和反恐领域与欧盟继续合作。 英国政府将在今年３月启动《里斯本条约》第５０条，正式开始“脱欧”。