【春の臨終 | 谷川俊太郎】

日： 私は生（い）きるのを好（す）きだった 先（さき）におやすみ小鳥（ことり）たちよ 私は生きるのを好きだった 遠（とお）くで私を呼（よ）ぶものがあったから 私は悲（かな）しむのを好（す）きだった もう飲（の）むっていいよ子供（ことも）たち 私は悲（かな）しむのを好（す）きだった 私は笑（わら）うのを好きだった 敗（やぶ）れた古（ふる）い靴（くつ）のように 私は待（ま）っているのも好きだった 昔（むかし）の人形（にんぎょう）のように 窓（まど）を開（あ）けておくれ そうしてひとこと 誰（だれ）かの怒鳴（どな）り声（こえ）を聞（き）かせておくれ そうだ 私は腹（はら）をたてるのを好きだったから おやすみ小鳥（ことり）たち 私は生きるのを好きだった 私は朝（あさ）顔（かお）を洗（あら）うのも好（す）きだった 私は -谷川俊太郎 中： 原唱：程璧 译者：田原 我把活着喜欢过了 先睡觉吧，小鸟们 我把活着喜欢过了 先睡觉吧，小鸟们 因为远处有呼唤我的东西 我把悲伤喜欢过了 可以睡觉了哟孩子们 我把悲伤喜欢过了 我把笑喜欢过了 像穿破的鞋子 我把等待喜欢过了 像过去的偶人 打开窗 然后一句话 让我聆听是谁在大喊 是的因为我把愤怒喜欢过了 我把愤怒 喜欢过了 睡吧 小鸟们 我把活着喜欢过了