每周一句打卡记录
【文本】
それじゃあ、行ってきます。
5週間のひとり旅。
大いなる冒険になるか、あるいは、大いなる浪費になるのか。
まだ私にも分からないけど、でもどうしても今行かなくちゃいけないんだってことはわかる。
あなただけが、私に、この旅に出る理由を聞きませんでした。
ありがとう。
きっと手紙を書きます。
一日目
飛行機はあっけなく飛び立った。
成田の滑走路で急加速した機体がふわっと地面を離れた瞬間、旅に出るって言ってのは本気だったのね、とまるで他人ごとのように思った。
今にも降り出しそうな成田上空の分厚い雨雲を突き抜けて、穏やかな青空の中を飛ぶ。シートベルトサインが消えると、乗客たちはストップモーションを解かれたようにそれぞれの時間へと散っていった。誰だって少し緊張する。この一瞬、飛行機が離陸して安定するまで短い時間は。全身で重力を受け止めて、耳に気圧を感じて。でも違和感があるのは最初だけ。こうして揺れがおさまってしまえば、自分がどれだけ空の高いところにいて、どれだけ速いスピードで進んでいるのかなんて、すぐに忘れる。