日剧书信系列——光生给结夏的信

日剧书信系列——光生给结夏的信

2018-07-25    15'56''

主播: 千秋的布丁酱

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介绍:
ほしのけつなつさま 星野结夏小姐: 暦こよみの上うえに春はるは立たちながら、厳きびしい寒さむさが続つづいておりますが、いかがお過すごしですか? 風邪かぜなど引ひいていませんか? 霜焼しもやけなどしていませんか? 突然とつぜん の手紙てがみ、ごめんなさい。 まだまだ寒さむく長ながい夜よるのついでに目めを通とおして頂いただければ幸さいわいです。 春寒料峭,你是否安好,没有感冒吧?没长冻疮吧?不好意思,突然给你写信,如果能承蒙你在寒夜中雅鉴,不胜荣幸。 まず、我わが家やに暮くらして3年目ねんめ を迎むかえる2匹ひきの猫ねこに関かんしてお知しらせします。 彼かれらはなぜか最さいきん近テレビをよく見みます。 株価かぶかのニュースを見みながら話はなしをしています。 彼かれらの人生じんせいに株価かぶかが何なにか作用さようすることがあるのでしょうか? 首先,向你报告即将在我们家迎来第三个年头的两只猫的状况,不知为何,他们最近经常看电视,边看股票的新闻边谈,对他们的人生来说,股票有什么用呢? 『「金きんぎょ魚カフェ』」では、姉あねの体調たいちょうもあって、最近さいきん 継男つぐおさんがラテアートを描かいています。その絵えの作風さくふうが常軌じょうきを逸いっしており、女性客じょせいきゃくが悲鳴ひめいを上あげて帰かえる事ことしばしばです。 金玉咖啡,因为姐姐要调养身体,最近继男姐夫在画咖啡拉花,画风独辟溪径,经常有女客人失望而归。 上原うえはらさんに紹介しょうかいされて、先日せんじつついに河合かわいさんと対面たいめんしました。 驚おどろきです。 河合かわいさんは、まるでギリシャ彫ちょう刻こくのような2枚目まいめだったのです。 握手あくしゅの手てを差さし伸のべ「やあ、初はじめまして」とおっしゃっていました。 友達ともだちになれるかどうかは、ちょっとわかりません。 经由上原先生介绍,前几天终于见到了河合先生,我很震惊,河合先生是位希腊雕像一样的大帅哥,他伸手同我握手,说:初次见面。不知道能不能和他成为朋友。 目黒川めぐろがわを行いき交かう人々ひとびとは、桜さくら の木きを見上みあげて開花かいかの時季じきを待まちわびながら、すでに花見はなみの約束やくそくを取とり交かわしています。 また、あの賑にぎやかな季節きせつが訪おとずれるのですね。 在目黑川来来往往的人们,抬头看着樱花树,期待着开花时节,已经相互定下了赏花的约定,那个热闹的季节又要到来了。 昨日きのう、君きみの夢ゆめを見みました。 君きみがたくさんの風船ふうせんを抱かかえくる夢ゆめでした。 君きみは無数むすうの風船ふうせんを僕ぼくと自分じぶんの体からだ に結むすび付つけました。 僕ぼく と君きみは風船ふうせん に軽かるく体からだ を持もち上あげられて、空そらを飛とびました。 昨天我梦到你了,梦见你抱着好多的气球,你把无数个气球系在我和你身上,我和你被气球带起,飞上了天空。 目黒川めぐろがわを見下みおろすと、マチルダとはっさくが見上みあげてるのが見みえました。 上原うえはらさん達たちが赤あかん坊ぼうを抱だいて手てを振ふっていました。 僕ぼく は風かぜに流ながされて飛とんでいくしかない自分じぶんの非力ひりきさが少すこし悲かなしかったです。 俯瞰着目黑川,发现玛蒂尔达和八朔在抬头看着我们;上原夫妇,抱着小婴儿朝我们招手,我只能被气球带着,随风飘荡,对自己的无力有点悲伤。 川沿かわぞいの道みちを今日きょうも歩あるきます。 不思議ふしぎと1ひと人りになった気きがしません。 まだまだ僕ぼくは、毎日まいにちを君きみの記憶きおくと共ともに暮くらしています。 君きみがよくお風呂場ふろばで歌うたっていた歌うた・・ 「静しずかに静しずかに 手てを取とり手てを取とり」 そんな風ふうに始はじまる歌うた。そんな光景こうけい。 我现在依然每天会走过岸边的街道,不可思议的是,并不觉得自己是一个人,我依然每天,都同你的记忆一起生活着,你经常在浴室里唱的歌:静静地,静静地,握起你的手,握起你的手。这样开头的歌;这样的场景。 深夜しんや2ふた人りでDVDDVDを借かりに出でかけた時ときの事こと。 月つきがずいぶんと大おおきなことに気付きづいた僕ぼくと君きみは、そもそもなぜ出掛でかけたのかさえ忘わすれて 夜よ中なかの散さん歩ぽをしました。 旧山手きゅうやまて 通とおりで焼やきいもを買かって、半分はんぶんに割わったら大おおきさがまるで違ちがって、じゃんけんして、食たべて、笑わらって、手てをつないで・・ 僕ぼくが結婚けっこん を口くちにしたら、君きみ は焼やきいもをいっぱいに頬張ほおばった口くちで、声こえにならない返事へんじをしました。 そんな始はじまり。そんな光景こうけい。 想起深夜两个人出门借DVD的那次,我和你注意到月亮已经变得好大,一时忘了出门的理由,在夜色中散起步来,在旧山手路买了烤红薯,掰成两半之后,发现大小悬殊,于是猜拳决定,,吃着红薯,笑着,牵着手。 我说要结婚,你的嘴巴被红薯塞得满满囔囔的,含糊不清的回答了我。 这样的开始,这样的情景。 君きみと結婚けっこんして知しった事ことがあります。 洗面台せんめんだい に並ならんだ歯はブラシぶらし。 ベッドの中なかでぶつかる足あし。 いつの間まにか消きえてる冷蔵庫れいぞうこのプリンぷりん。 階段かいだん を先さきに下おりる事こと。階段かいだん を後あとから上あがる事こと。 和你结婚后我懂得了很多事,洗手台上并排着的牙刷,被窝中碰到的脚,不知何时消失的冰箱中的布丁,先下楼梯,和在你的后面上楼梯。 恋こいがいつしか日常にちじょう に変かわる事こと。 日常にちじょう が喜よろこびに変かわる事こと。 間違まちがえて履はいて出掛でかけた女物おんなもの の靴下くつした。 メールで頼たのまれる番組ばんぐみ 録画ろくが。 背中せなかをかく事こと。 怖こわい夢ゆめを見みたら寄より添そう事こと。 恋爱总有一天会变成生活,生活会变成喜悦,穿错了女生袜子出门,发邮件来拜托录的电视节目,抓背,做噩梦了就相互依偎。 もう1ひと人りの父親ちちおや。もう1ひと人りの母親ははおや。 もう1つの故郷ふるさと。 故郷ふるさとから届とどくミカン箱ばこの中なかの白菜はくさい。 日常にちじょう が奏かなでる音おん楽がく。 日常にちじょう を伝つたえ合あう事ことの物語ものがたり。 ここにはまだそれが転ころがっています。 部屋へやの隅すみに。電球でんきゅう の裏うらに。 カーテンの隙間すきまにくっついたまま、僕ぼくは今いまも毎日まいにちのように 過去かこから訪おとずれる君きみ の愛情あいじょうを受うけ取とっています。 多了一位父亲,多了一位母亲,多了一个家乡,家乡寄来的装在蜜柑箱子里的白菜,在生活中演奏的乐章,在生活中相互传达的故事,这里还四处散落着,房间的角落里,电灯泡的里面,窗帘的缝隙里,还同以前一样留着,我如今也每天感受着从过去而来的你所留下的爱情。 川沿かわぞいの道みちを今日きょうも歩あるきます。 1ひと人りずつ2ふた人りで生いきていた事こと。 僕ぼくの中なかに住すんでいる君きみ。 君きみの中なかに迷まよい込こんだ僕ぼく。 不思議ふしぎと1ひと人りになった気きがしません。 我今天也会走过河边的街道,各自拥有的,两个人一起生活过的回忆,住在我心中的你,闯进你世界的我,不可思议地,并不觉得变成了一个人。 いつかまたそう思おもう事こと の愚おろかさを思おもいながら、それでも思おもいます。 夜中よなかの散歩さんぽをして、じゃんけんして、食たべて、笑わらって、手てをつないで、焼やいもを頬ほお張ばりながら、また同おなじ事こと を話はなすんです。 僕ぼくたち一緒いっしょにいると楽たのしいよね? 一緒いっしょに年としをとりませんか? 結婚けっこんしてくれませんか? 总有一天会觉得这样的想法太过愚蠢,却还是这样想着,在夜色中散步,猜拳,吃着烤红薯,笑着,牵着手,含着满口的烤红薯,再说起同样的话: 我们在一起的话会很开心吧, 一起慢慢变老吧, 可以嫁给我吗? 2014年2月8日 目黒川沿めぐろがわぞいの古ふるいマンションまんしょんで、2匹ひきの猫ねこと共ともに春はるの訪おとずれを待まっています。 2014年2月8日,我在目黑川岸边的旧公寓,和两只猫一起,等待着春天的来临。