ぽぽの随筆<24> 友人の誕生日(2)
原创 2016-11-16 ぽぽ 直通霓虹
こんにちは。
今でも連絡を取り合っている学生時代の友人は、もう本当に数えるほどしかいません。前回書いたように当時は手紙か電話しか通信手段がなく、年月が経つにつれ、だんだんと疎遠になっていきました。
共通の話題というのが、当時の出来事ばかりになってしまって、近況報告以外に何を書いたらいいのか…、そうなるともう手紙が書けなくなります。電話なんてわざわざ長距離電話をかけて話すというのも現実的ではなくて、ああ、あの人どうしてるかなと思うことはあっても結局そのままになってしまうのです。
今なら、卒業前にメールアドレスの交換をするとか、グループメールを設定しておけばいいのですが。それでも、やはり「去る者は日日に疎(うと)し」なのだろうとは思います。
11月14日に誕生日を迎えた彼女は、そんな中で今までずっと連絡を取り続けている貴重な友人なのです。もちろん今はメールですが、もうこうなるとそうしょっちゅうメールするわけでもなく、誕生日など年に数回くらいです。でもそれでつかず離れず、ちょうどいい距離感で長続きしているのではないでしょうか。
友人の誕生日(2) 終わり
数えるほど 非常少,屈指可数
出来事(できごと) 事情
長距離電話(ちょうきょりでんわ) 长途电话
現実的(げんじつてき) 现实的
メールアドレス 邮件地址
グループメール (微)群
去る者は日日に疎し(さるものはひびにうとし) 去者日日疏,远则疏
つかず離れず 不即不离,恰到好处