◆著者プロフィール
奥平亜美衣さん 1977年、兵庫県生まれ
お茶の水女子大学卒業後、イギリス、ロンドン、に約半年、インドネシア・バリに約4年滞在後、日本へ帰国。
ごくごく普通の会社員兼主婦生活を送っていましたが、「アミ小さな宇宙人」という本との出会いをきっかけに、スピリチュアルの世界へ足を踏み入れます。
現在は、会社員生活に終止符をうち、執筆業、講演を中心に活躍されています。
こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。
今回ご紹介する本は「最高のパートナーに必ず会える!」という内容のものです。
著者の奥平さんは、本の中で、『本当に望んでいるものはすべて手に入れて、誰でも幸せになれる』と言い切っています。
本当にそうなのか疑っている人もいるかもしれませんが、本当のようです。
奥平さん自身2年前までは、ごく普通の会社勤めをする主婦でした。
それが、「引き寄せの法則」を知って実践するようになって一年半、夢だった作家になってしまいました。
しかも、最初の本を出してから、途切れることなく9冊の本を出版し、合計で21万部というベストセラーになっています。
今ではバリ島に住んで、仕事もプライベートも、望むものすべてが手に入って幸せな毎日を過ごしていると、おっしゃっています。
奥平さんがまだ会社員だったころ、子育てと仕事を両立していて、精神的にも肉体的にも、かなり限界な状態だったそうです。
毎日、通勤電車に揺られて、会社で事務の仕事をして、「会社、辞めたいなぁ」と思いながらも、経済的な不安から辞める勇気がない、といった日々だったそうです。
そんなときに出会ったのが、「サラとソロモン」という本でした。
その本は、主人公のサラが、ふくろうのソロモンに出会って、「引き寄せの法則」を学んでいく、というものでした。
その本の中で、
「宇宙には、しかない」
「いい気分でいることほど大切なものはない」
といことが書かれてあり、ピンときたといいます。
それを読んで、「私の探していたものは、これだ!」と確信し、その日から毎日の生活の中で実践していきました。
奥平さんが実践してきたことは、「現状のいいところを見つけ、そこに幸せを感じる」こと。
引き寄せの法則を知るまでは、自分の周りの出来事に対して、不満だらけでした。
けれども、その不満だらけの中でも、少しずついい方に考え方をシフトしていったところ、自分の波動が高くなっていき、考えてもみなかった望みが叶っていったそうです。
それは、奥平さんだけに起こった特別なことではないのです。
誰でも、自分次第で、本当に望んでいる人生を手に入れることは出来るのです。
今回の本は、望みの中で、「最高のパートナーに出会う」ということを叶えるためには、どうしたらいいのかを教えてくれる一冊です。
「結婚したいけどいい人がいない」
「今のパートナーとの関係がうまくいっていない」
と、恋愛や結婚に悩んでいる人は、この「引き寄せの法則」を知って、日常生活のなかで実践すれば、必ず幸せを引き寄せることができるのです。
奥平さんは、「自分の幸せは自分で決めている」と言っています。
確かにそんな気がします。
引き寄せの法則を理解して、思考の選択の仕方を実践して、「本当の幸せ」を手に入れませんか?
では実際に、どのように、「引き寄せの法則」を実践していけばいいのか、少しだけ紹介していきましょう。
本の中では、最高のパートナーを得るための考え方や方法、そして、パートナーと幸せな毎日を送る方法が書かれています。
「引き寄せの法則」とは、「自分と同じ波動のものが、自分に引き寄せられてくる法則」です。
波動とは、自身で出している雰囲気とも言い替えられます。
自身の心の状態によって、自身から出ている目に見えないもの、それが波動で、その波動と同じ波動のものを自分で引き寄せているのだそうです。
つまり、いま自分が幸せの波動を出していたら幸せを引き寄せ、不幸の波動を出していたら不幸の波動を引き寄せています。
発信元は、すべて自分自身。
まず、頭の上に、見えないザルがあると、イメージしてみてください。
あなたと宇宙の間には、見えないザルのようなものがあって、そのザルが宇宙の愛と幸せと豊かさのエネルギーがあなたに流れ込むかどうかの調整弁になっていると想像してみましょう。
ザルの上側には、つねに愛と豊かさのエネルギーで満たされていますが、下側をどのように満たすかは、あなた自身です。
このザルは、あなたの心の状態によって、開いたり、閉じたりします。
ザルの目が開いている状態だと、幸せ・豊かさ・喜び・愛・平穏が流れ込んでくるといいます。
では、ザルの目がしっかりと開いて、幸せの流れにのっていくためにはどうしたらいいのでしょう。
それにはまず、「身近ないいこと探し、感謝探し」を始めることだそうです。
これだけをやればいい、というくらい大切なことのようです。
幸せを引き寄せるには、まず「自分が幸せになる」ことが基本です。
どんな小さなことでもいいので、今ある状況の良い面を自分から探して見つけるようにします。
それを見つけたら、その「楽しさ」「嬉しさ」「喜び」「幸せ」など、心がワクワクしたり、温まる状態をじっくり感じます。
この「感じる」状態が、とても大切なのだとか。
自身が幸せを感じて、それに浸るとき、確実に幸せを引き寄せているのだといいます。
どんなことがあっても、「今より少しだけいい気分」を選択し続けること。
これが、自分の望む現実を引き寄るための最大のポイントです。
パートナーが欲しいと思うとき、探していませんか?
それダメです。
パートナーを探すとき、それは、「いないから探す」、「私にはパートナーがいない」という波動を宇宙に放っていることになるのだそうです。
そして、それは、宇宙の幸せの流れを信頼していない波動を発してしまっているようです。
それがそのまま現実化してしまう。
不安や不足感から探す場合は、いい現実は引き寄せられません。
実は、パートナーが欲しくても、探す必要はないのです。
自分の波動を高い状態に保っていれば、勝手に引き寄ってきてしまうのです。
何も無理をしなくても、自然におたがいが興味を持って、距離が近づいてくるといいます。
必要な人とは必ず出会う。
安心してくださいね。
波動さえ高く保っていれば、良縁は必ず引き寄せてきます。
では、どのくらいの強さで願えばいいのでしょう?
「小さいことから願えばいいのか?」
「一日、何回くらい願えばいいのか?」
「どういう願い方がいいのか?」
答え。
「願い方なんて、どうでもいい!」、そうです。
強さも弱さも関係ない。
重要なのは、願い方ではなくて、「願いが叶っていてもいなくても、今の生活はまんざらでもないな」と思えるくらい、日常を楽しむことで、勝手に「本当の願い」が叶ってしまうのだとか。
でも、もし、それでも何か願いたいと思うのならば、
「なぜだかわからないけど、私は最高のパートナーを手に入れます」
「なぜだかわからないけど、私には、○○になることが決まっています」
といった風に、自分に抵抗のない起きない願い方で願うのがいいそうです
もし今、出会いがまったくないと嘆いていたら……
とりあえず、恋人がいない状態は置いといて、やりたいことをやって、自分をイキイキさせることだそうです。
まずひとりの時間を楽しむ。
もし、恋愛のことばかり考えていたら要注意です。
その考えをストップさせて、ほかのことに気持ちを向けていくことが大切。
それが、結果的最高のパートナーを引き寄せることにつながります。
このように、今どのような気持ちでいればいいのか、どのような行動をすればいいのかが具体的に書かれているので、すぐに実践でき、間違った行動や誤った考え方をしていたらすぐに軌道修正もできます。
本では、自然に最高のパートナーにとの出会いが訪れる法則、その人との、本物の愛を育てる法則、嫉妬、不安……などネガティブな感情が消える法則、ずっといい関係が続く法則、といったように、最高のパートナーに出会うことはもちろん、そのあとに、さらに最高の関係が続くための法則をそれぞれの状況に応じての対応の仕方が書かれています。
さらには、最高のパートナーと結婚という最高の望みが叶ったあとの生活で出てくる悩みや不安、お金のことや、家事、育児のことまでも書かれていて、まさに女性にとっては待っていました!といえる本なのではないでしょうか。
最高のパートナーに出会うために、いま、するべきことは何なのかを知ることができ、毎日が幸せになれ、将来にわたって幸せでいるためにはどうしたらいいのかを知る道しるべになってくれる一冊です。