特ダネを追うマスコミ人、そのリアルがここに!
こんにちは、ブックナビゲーターの木村希美です。
今回は中山七里さんの新刊をご紹介していきます。
さて、今度はどんなどんでん返し……意外な結末を見せてくれるのでしょうか。
早速内容を見ていきます。
度重なる不祥事によりBPO(放送倫理・番組向上機構)から三度目の勧告を受けてしまった帝都テレビ。
看板番組である<アフタヌーンJAPAN>は存続の危機に立たされますが、 社会部の朝倉多香美と里谷太一は起死回生のスクープを狙うため、葛飾区内で発生した女子高生誘拐事件を追うことになります。
犯人の要求は1億円。
しかし、被害者の家族は特に資産家というわけでもなく、とても多額の身代金を払えるような家庭ではなかったのです。
そのとき、警察が新たな動きを見せ、多香美は尾行を開始。
とある廃工場で二手に分かれてスクープを狙うことに。
しかし、カメラを構えた多香美が目撃した衝撃の事態とは!?
といったところで、今回も物語の一部をドラマにしましたので、どうぞ本編をお聴きください。 ◆キャスト(敬称略)
朝倉多香美…知海まち
里谷太一…杜勇太
宮藤賢治…中村純也
母親ほか…木村希美
◆著者プロフィール
中山七里さんは、1961年生まれ。 2010年、『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞受賞。他著に『おやすみラフマニノフ』『いつまでもショパン』『どこかでベートーヴェン』『連続殺人鬼カエル男』『贖罪の奏鳴曲』など多数あります。 新刊ラジオでは1391回にて『さよならドビュッシー』、1628回で『切り裂きジャックの告白』をご紹介しています。