「宅急便の父」が晩年、私財46億を投じて目指したものとは?
みなさんこんにちは。ブックナビゲーターの木村希美です。
今回ご紹介するのはノンフィクション本ということで、ビジネス界隈でも有名な経営者・小倉昌男氏を追った作品ですね。
話の大筋としては、なぜ小倉氏は晩年に46億円もの私財を投じて障害者福祉に乗り出したのか、という謎を当時を知る人物たちに直接話を聞いて真相に迫っていくという内容です。
取材過程で森さんは様々な方々に話を聞いているのですが、本当に細い繋がりまで引き出し、小倉昌男という人物像を立体的に描写しています。
また、話のメインである経営、福祉の話はもちろんですが、特に小倉氏の家族に焦点を当てたエピソードは、単なるノンフィクションの枠を超え、一つの家族ドラマのような感覚で読むことが出来ました。
ここはぜひ注目していただきたいですね。
というわけで、今回はスタジオに著者の森健さんをお迎えして、実際にお話を伺っていきたいと思います。
ぜひ、本編をお聴きください。
◆著者プロフィール
森健さんは、1968年、東京生まれ。ジャーナリスト。 大学在学中からライター活動をはじめ、科学雑誌や総合誌の専属記者で活動。 96年からフリーランスとして活躍されています。 本作「小倉昌男 祈りと経営」で、第22回小学館ノンフィクション大賞受賞。 ビジネス書大賞2017では審査員特別賞を受賞されています。