加奈子:あの人誰なの?
直美:あの人は林竜暉さん。
私の顧客の会社で働いてたんだけど、パスポートがないことがバレてクビになったの。
加奈子:パスポート持ってない?
直美:だからこそ、やれる計画なの。
加奈子、よく聞いて。
まず、私たちで達郎さんを殺す。
そして 誰にも見つからない場所に死体を埋める。
その後、林さんに達郎さんのパスポートを持たせて、服部達郎として 中国へ行かせる。
加奈子:中国?
直美:林さんを達郎さんの替え玉にするの。
加奈子が達郎さんのパスポートがなくなってると言えば、出国記録から達郎さんが中国に行ったことが証明される。
死体さえみつからなければ、単なる失踪事件として処理される。
加奈子:ちょっと待って。達郎さんは何のために中国に行くの?失踪する理由がないよ。
直美:顧客の預金を横領したから。
加奈子:どういうこと?
直美:私が 達郎さんに紹介した顧客の預金を加奈子の口座に振り込む。
そして達郎さんになりすました林さんにATMで加奈子の口座から振り込んだ、お金を引き出させる、その姿が防犯カメラにうつれば、達郎さんが顧客の預金を横領して、中国へ逃げたんたと 銀行は判断する。
加奈子:でも、お客さんのお金って。。そんな簡単に行くわけないじゃない。
直美:私のお客様に認知症の方がいるの。
その人は一人暮らしで完全に外商に頼きりで、私に口座管理任せたいとまで言ってくれてる。
ネットバンキングを使えば私の手で、そのお客様の口座から加奈子の口座に振り込むことができるの。
ここで問題になるのが金額だね。額が大き過ぎると、銀行は警察に届け出る可能性が高くなる。
でも、1000万ぐらいだったら、銀行は信用問題を懸念して、被害額を補填(ほてん)し警察には届けない。
これで 旦那を殺しても 私たちが捕まることはない。
朗读:仓舞
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