【怪談】鬼の面

【怪談】鬼の面

2016-08-11    01'45''

主播: 日语 广播剧和童话?

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介绍:
台词:Tome館長 朗诵:白ノ助 正文: 大きな家に、かわいらしい坊やがいた。 ある日、ひとり土蔵で遊んでいたら 鬼の面を見つけた。 鬼の面があるという話は聞いていた。 家宝として秘蔵されている、と。 これをかぶると人の心が読める、と。 さっそく鬼の面をかぶるや、坊やは そのまま家を出て、近所を歩きまわった。 人の心がおもしろいように読める。 鬼の面に驚く人などいなかった。 かぶっていても誰も気づかないのだ。 坊やの心に大人の心が入ってきた。 家に帰っても面をはずさなかった。 おもしろくてはずせなかったのだ。 そして、坊やは知ってしまった。 坊やが知ってはいけなかったことを。 坊やの顔を見て、母親が悲鳴をあげた。 驚いて、坊やは走って逃げた。 鬼の面をはずすと、鏡の前に立った。 夕陽が坊やの顔を赤く照らす。 坊やの顔は鬼になっていた。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  鬼(おに) 面(めん) 坊(ぼう)や 土蔵(どぞう)  家宝(かほう) 秘蔵(ひぞう) 驚(おどろ)く  大人(おとな) 悲鳴(ひめい) 夕陽(ゆうひ) 照(て)ら