台词:.+゚.きなこ.+゚.
朗诵:犬神わん
正文:
これは持ち主に捨てられたお人形の話
はじめて君にあったのはもう何年も前になる。
君の3歳の誕生日プレゼントとして僕はやって来た…
君はとっても明るく元気な子で僕を見て思っきし
抱きついて目一杯喜んでくれたね。
それが僕は、とても嬉しかった…その日から僕達はいつも一緒にいたよね、遠出する時は僕は流石にお留守番。
君はその時は必ずすぐに帰ってくるからね!って抱き締めてくれた、だから寂しくなかったんだ…帰って来た君は直ぐに僕の傍にきて、ただいま!!ってまた抱き締めてくれたいつもよりも強く、そしてお土産にお人形サイズの服を買ってきてくれてた、とっても似合うよ♪
笑う君を見て僕も心の中で笑った。
−−−−−そんな日が続くと信じてた−−−−−−−
それから君は段々成長していったね、僕は変われないまま古びていくだけ…
いつしか僕は他に色々な物が入った箱に居た…
真っ暗で灯りもない、狭いし苦し、何より…君に会えない…君は何処?僕はここだよ?早く見つけてまたあの時みたいに強く強く抱きしめて?
僕の声なんて届くはずない…そして今更気付くんだ
僕は捨てられたんだって。
永遠なんてないって分かってた、だからせめてもう一度だけ君に会いたい!そして言いたいよ…
【ありがとう】