台词:しゃんぷ。
朗诵:しまさぶろー
正文:
「かいぬし、飯をくれ」
この無愛想な猫は、私(俺)のことを〈かいぬし〉と呼ぶ。
飼い主といえば飼い主なのだが、その呼び方はあまり好きではない。
まあ、もう慣れてしまったのだが。
「かいぬし、飯はまだか」
もっと可愛く言え、可愛く。
そう思いながら棚から猫の餌をとり、小皿にわける。
朝は少々、少なめだ。この猫はすぐ太るからな。
太っているくせにダイエットをしようとしない。本当にだらしのない猫だ。
「この飯は、あまり美味しくないな」
「食べながら喋るな」
そりゃあ、美味しくないだろうな。猫用のダイエット食品なのだから。
美味しい飯が食べたいのなら痩せなさい。
「カツオはもうないのか?」
「ああ、もうないよ」
「そうか、じゃあニボシはないのか」
「そんなに不味いかその餌は」
「そうだな。この飯とニボシを比べたらニボシの方が美味いな」
あ、しかしニボシとカツオだったらカツオの方が美味いけどな、と猫は付け足した。
私(俺)はちょっとだけニボシを猫にあげた。
――――――――――――――――――――――――――
猫と飼い主のお話.
飼い主の一人称や口調はおまかせします!
アドリブやBGMなどなどしてくれると嬉しいです(*´`)
もちろんなくても嬉しい限りです!
では、少し長いですがよろしくお願いします.