【周年庆】08 朗读|魔女と少年——初声日语・流星

【周年庆】08 朗读|魔女と少年——初声日语・流星

2017-02-06    02'35''

主播: 初声日语

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介绍:
【周年庆】08朗读|魔女と少年——初声日语・流星 これは森の医者◎の話。 魔女と呼ばれた医者と少年の話。 「先生は、僕の病気を治してくれたんだ」 少年は覆い隠された左目に触れて、無邪気に笑う。 「僕の左目はその対価(たいか)①◎なんだよ」 病気の原因◎は、左目の角膜(かくまく)◎に住み着いた何かだという。 それを取り除くために少年の左目はくり貫(つらぬ)かれた。 森の外の者は囁(ささや)く。 「あの森には魔女がいる」 魔女と呼ばれる医者の世話になって1週間(いっしゅうかん)③がたった。身体(しんたい)①のどこかが無くなることは起きていない。 しびれて動かなかった足も、だいぶ楽に動くようになった。 「ほら、先生はスゴいだろ」 少年は右目を細めて無邪気に笑う。 光の加減(かげん)◎で、黄金色(こがねいろ)◎にも見える碧(へき)①の瞳。 「僕は先生がいなけりゃ、今頃は骨になってたんだよ」 体力が戻って日中(にっちゅう)◎も起きて居られるようになると、少年は聞きもしないのに様々なことを話にきた。 「先生が助けてくれなかったら、僕は死んでた。ここに置いてもらえなきゃ、僕は路頭(ろとう)◎に迷ってた」 少年の話に口を挟むことはしない。 ずっとひたすらに聞いている。 「ねえ、森の外にでたらみんなに伝えて。先生はすごい人なんだって」 少年は無邪気な笑顔で言う。 しかし、それを伝えることはないだろう。 「先生は、どこにいる?」 久方(ひさかた)ぶり◎⑥に出した声は、掠(かす)れていた。 「先生は・・・・・・」 これは森の医者の話。 魔女と呼ばれた医者と少年の話。 いや、違う。 これは、魔女を追う男と、魔女と少年の話。 愛しい女を魔女に殺された男の話。