【周年庆】10翻配|《君之名》——初声电台・君之名项目组

【周年庆】10翻配|《君之名》——初声电台・君之名项目组

2017-02-08    08'57''

主播: 初声日语

268 16

介绍:
Lemon:懐かしい声と匂い、愛おしい光と温度。 夢を見ていたんだ。私はベッドから身を起こす。 そのたった二秒ほどの間に、さっきまで私を包んでいたあたたかな一体感は消え失せている。跡形もなく、余韻もなく。そのあまりの唐突さに、ほとんどなにを思う間もなく、涙がこぼれる。 朝、目が覚めるとなぜか泣いている。こういうことが私には、時々ある。 幽幽:見ていたはずの夢は、いつも思い出せない。 とても大切なものが、かつて。 この手に。 俺はあきらめてベッドから降り、部屋を出て洗面所に向かう。顔を洗いながら、この水のぬるさと味にかつて驚いたことがあったような気がして、じっと鏡を見る。 Lemon:私は、だれかひとりを、 幽幽:俺は、ひとりだけを、 Lemon&幽幽:探している。 Lemon:立花瀧──瀧くんは、東京に住む同じ歳の高校生で、 幽幽:ど田舎暮らしの宮水三葉との入れ替わりは不定期で、週に二、三度、ふいに訪れる。トリガーは眠ること、原因は不明。 Lemon:入れ替わっていた時の記憶は、目覚めるとすぐに不鮮明になってしまう。まるでめい明せき晰な夢を見ていた直後みたいに。 幽幽:それでも、俺たちは確かに入れ替わっている。なによりも周囲の反応がそれを証明している。 Lemon:私の心の隅っこが、あり得っこない結論のしつ尻ぽ尾をつかむ。 幽幽:俺の頭の片隅が、あり得ないはずの結論の尾をつかむ。 Lemon:「これって……これってもしかして」 幽幽:「これって、もしかして本当に……」 俺は夢の中でこの女と── Lemon:私は夢の中であの男の子と── Lemon&幽幽:入れ替わってる!? 幽幽:なぜか、もう二度と、俺と三葉との入れ替わりは起きなかった。電話は通じずメールは届かず、だから俺は三葉に会いに行くことにした。 小蝶:「土地のうじ氏がみ神さまのことをな、古い言葉でむすび産霊って呼ぶんやさ。」 「糸をつな繫げることもムスビ、人を繫げることもムスビ、時間が流れることもムスビ、ぜんぶ、同じ言葉を使う。それは神さまの呼び名であり、神さまの力や。」 「よりあつまって形を作り、ねじ捻れて絡まって、時には戻って、途切れ、またつながり。それが組紐。それが時間。それが、ムスビ」 幽幽:「……言おうと思ったんだ」 「お前が世界のどこにいても、俺が必ず、もう一度あ逢いに行くって」 「──君の名前は、三葉」「……大丈夫、覚えてる!」 「三葉、三葉……。三葉、みつは、みつは。名前はみつは!」 Lemon:瀧くん、瀧くん、瀧くん。 ──大丈夫、覚えてる。ぜったいに忘れない。 君の名前は、瀧くん! 幽幽:「……お前は、誰だ?」 「……俺は、どうしてここに来た?」 幽幽:消えていく。君の名前が。君の記憶が。 「あいつに……あいつに逢うために来た! 助けるために来た! 生きていて欲しかった!」 「大事な人、忘れちゃだめな人、忘れたくなかった人!」 「誰だ、誰だ、誰だ……」 「君の、名前は?」 Lemon:消えていく。あんなにも大切だったものが、消えていく。 ──誰、誰。あの人は誰? ──大事な人。忘れちゃだめな人。忘れたくなかった人。 ──誰、誰。きみは誰? ──君の、名前は? 小蝶:「知っとるか。水でも、米でも、酒でも、なにかを体に入れる行いもまた、ムスビと言う。体に入ったもんは、魂とムスビつくで。口か嚙み酒やさ、それは神さまと人間を繫ぐための大切なしきたりなんやさ。これは君の半分やさ。」 Lemon:──君の、名前は、滝くん。 Lemon:確かなことが一つだけある。私たちは会えば絶対すぐに分かる そういう気持ちに取り付かれたのは、 たぶん、あの日から 幽幽:あの日、星が降った日、 それはまるで Lemon:まるで、夢の景色のように、ただひたすらに Lemon&美しい眺めだった。