【夜读书】From everywhere-48 朗读:lemon文:坂本真绫

【夜读书】From everywhere-48 朗读:lemon文:坂本真绫

2017-04-24    03'45''

主播: 初声日语

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介绍:
48【夜读书】From everywhere-48 朗读:lemon文:坂本真绫 初声电台听友QQ群:545191329  进群勾搭主播们吧! 【夜读书】在夜晚为你读一本好书,一篇好文,让你闭上眼睛随着我们的声音带到那书中的世界。  人气声优兼歌手兼人妻的坂本真绫老师的一本欧洲随行笔记【From Everywhere】 朗读:初声教学部 Lemon 译文:初声教学部 阿鲁 ***************************************************************  正直言って、別に私は6人クシェットにしなくても良かったのだ。この列車で1番安いのはベッドなしの椅子席で、その次がこの6人クシェット。そして4人、3人、2人のクシェットがあって、一番高いのが1人用の個室となっている。身の安全、快適さ、清潔さを求めるなら、鍵をかけて安心して眠れる(そして専用の洗面台まである)個室をとればよかったのだし、ユーレイルパスを持っている私は割引が効く。もういい大人なんだしお金が払えないわけじゃないのにあえて6人部屋にしたのは、せっかく電車に乗ることにも慣れてきたところだし自分へのハードルを下げちゃダメだという挑戦と、やっぱり初の夜行列車を旅人気取りで乗りこなしたかったからで……。だけどしょせんニワカ旅人。弱音を吐きたくなってしまう。さっき気分転換に背筋でも伸ばそうと思って廊下に出たら、スキンヘッドに口ひげの海賊みたいな顔したおじさんがトランクス一丁で歩いてきた。酔っぱらっているのか寝ぼけているのか、うつろな目でフラフラしている。そんなおじさんと真夜中にいきなり出くわすとかなりびっくりする。       ベッドに戻った私は、お守り代わりに防犯ブザーを握って毛布をかぶった。まだあと9時間……永遠かと思うぐらい長い。       けど、良いこともある。こうして寝転がると窓が見える。線路の脇に並ぶ白い電灯の明かりが、一定のリズムで右から左へと流れていくのを眺めていると、確かに前に進んでいるのだと実感できる。私は、少しずつ目的地に近づいてる。行け行け、そのまま。線路の途切れるところまで。       说实话,我并不是说这个6人的卧铺不好。这趟车最便宜的是没有床的坐票,其次就是这个6人间的卧铺。然后是4人间、3人间、双人间的卧铺,最贵的是单人卧铺。如果追求自身的安全、舒适度、清洁度、锁上门就能安心睡觉,那订单人间就行了(甚至还有专用的盥洗室),我有欧洲铁路通票,还能有优惠。自己已经是成年人了,又不是付不起,我之所以还是选择了6人间的卧铺,是因为觉得自己好不容易已经习惯了乘坐电车,不该给自己降低难度,应该挑战一下,想单纯作为一个旅行者来完成这初次的夜车之旅……但最终我也不过是个半吊子的旅行者而已,马上就会想要抱怨了。为了缓口气,刚才我本打算到走廊上抻抻筋,结果一个剃着光头、留着小胡子,长着海盗似的一张脸得大叔穿着一条紧身短裤走了过来。也不知是喝醉了还是睡迷糊了,他眼神空洞无光,游移不定。大半夜的突然碰上这么个大叔真是吓了我一跳。       回到床铺,我裹着毛毯,抓着护身符似的紧紧攥着防身警报器。还有9个小时……就像“永远”似的漫漫长夜啊。       不过,也有好的地方。我这样躺着就能看见窗外。看着铁轨旁等距排列的白色灯光,按照一定的节奏从右向左移动,就会有种的确在前进的真实的感觉。我正在一点一点的接近目的地。走啊走啊,就这么前进着。直到铁路的尽头。