52【夜读书】From everywhere-52 朗读：lemon文：坂本真绫

52【夜读书】From everywhere-52 朗读：lemon文：坂本真绫 初声电台听友QQ群：545191329  进群勾搭主播们吧！ 【夜读书】在夜晚为你读一本好书，一篇好文，让你闭上眼睛随着我们的声音带到那书中的世界。 　人气声优兼歌手兼人妻的坂本真绫老师的一本欧洲随行笔记【From Everywhere】 朗读：初声教学部 Lemon 译文：初声教学部 阿鲁 ***************************************************************  15日目 ベネチアから２通目の手紙です。 別に何かおもしろい事件が起こったわけではありません。むしろその逆。正直なことを言うともうすっかりこの街には飽きてしまって。今日もいい天気だけれど、外を出歩く気分じゃない。手紙を書くぐらいしか何もすることが見つからないんです。はっきり言って、暇つぶしですね。あしからず。 　　人と土地との間には理屈じゃなくて、相性というものがあるんじゃないかという気がします。だって家を決めるときだって、間取りや家賃やもろもろの条件を言い出したらきりがないのに、結局最後に決めるのはフィーリングでしょう。初めて一人暮らしをしようと思ったとき不動産屋さんに「見に行ってみて、『ここに帰ってきたいな』と思えるかどうかが大事」と言われたことを思い出します。そういう気配って、ことばにはできない、人には説明できない、だけど確かに感じるものですよね。勘は理屈よりも軽んじられることもあるけど、私はすごく大事にしたいと思うんです。脳みそが気づけないところに、皮膚が、耳が、鼻が反応しているのかもしれない。 私は、ベネチアには、住みたいとはどうしても思えません。うーん。もしかしたら、暑い国特有の楽天的なムードが、そもそもネクラな私には根本的に馴染まないのかもしれません。だとするとこの先巡ろうとしているスペインもポルトガルも南の方だけど……大丈夫かなあ。 明日はローマへ向かうことにして、さっき切符を買ってきました。ユーロースターで4時間半もかけて南下することになります。縦に長いイタリア、それだけ行けばまたこことは違う気配を持っているのかもしれないと、今は前向きに楽しみにしています。 それにさっきインターネットカフェでローマの宿を探していたとき、とても興味を惹かれたB&Bがあったので、勇気を出して電話してみたんです。イタリア人の男性と日本人の女性のカップルがオーナーで、ローマというよりは郊外の山の上にあるんですが、その静かなロケーションはベネチアの喧騒に疲れきった私にはとても魅力的でした。運良く空室があるとのことで、さっそく2泊予約。「うちはWi-Fiもないし、駅までは車で15分、まわりにはコンビニもカフェも何もないところですが、それでも本当にいいですか？」と念を押されました。もちろん、それがいいんです。 次は何か楽しい話を書きます。ではまた。 15日目 这是在威尼斯写的第二封信。 其实并没什么有趣的事情发生，而且正好相反，说实话，我已经完全厌倦了这座城市。今天的天气也很不错，但我并没有外出散步的心情。除了写信，我找不到其他事情可做。说白了，就是为了打发时间。你可不要怪我。 我一直觉得人跟地域之间的联系没什么道理可言，只能用缘分来解释。比如租房的时候，房间布局啊租金啊各个方面的条件层出不穷，然而最终的决定还是要靠感觉吧。我想起了最开始要一个人住的时候，房地产中介人员对我说：“去看看房子，重点感受下是否有那种‘好想回到这啊’的感觉”。那种感觉，无法用语言表达，也没办法跟别人解释，但确实是真实感受得到的东西。比起理论，直觉更容易让人轻视，但我却觉得应该更加重视它。在大脑还没有注意的时候，我们的触觉、听觉和嗅觉可能已经产生了反应。 无论如何，我都不会想定居在威尼斯的。嗯~或许是本身略有些阴郁性格的我没办法适应这种炎热国家特有的阳光乐观的氛围吧。可如果这样的话，之后要去的西班牙、葡萄牙也都在南方……我没问题吧。 明天就要去罗马了，刚才买了车票。要乘坐4个半小时的欧洲之星往南走。纵向狭长的意大利，只要这么短的时间，就又是与此处不同的另一番风景了吧，我在心中乐观的期待着。 刚才在能上网的咖啡馆查询罗马的住宿的时候，有家民宿让我特别感兴趣，我鼓起勇气打电话过去咨询。那是一家由一对夫妇经营的家庭旅馆，主人是一位意大利男性和一位日本女性，说是在罗马，其实是在罗马郊外的山上，然而这里僻静的地理位置对于饱尝喧嚣之苦的我来说极具魅力。幸运的是刚好有空房，我立刻预定了2天的住宿。店主还不忘提醒我：“我们家没有WIFI，离车站有15分钟的车程，周围也没有便利店和咖啡馆，真的没问题么？”当然，简直正合我意。 下次我一定写点有意思的事儿。那么再会。