フランスの結婚のしかたは、もちろん日本と違います。まず、フランスでは、「お見合い」が、全然なくて、ほとんど全部が恋愛結婚です。7年前の姉の結婚を例として話しましょう。
姉の結婚は家族にとって、うれしい出来事でしたので、式場やパーティー場の予約をしたり、招待の手紙を出したり、ウェディング·ドレスを買ったりして、みんなで、いろいろな準備をしました。式の当日、9月の第3土曜日は、朝から家族や親しい友達が集まりました。姉は、美容院に行って、髪をきれいにセットし、ウェディング·ドレスを着ました。そして午後1時ごろ、みんなで教会に行きました。教会で花婿の家族と会って、キリストの前で式を行い、記念写真をとって市役所に行きました。市長が「嬉しい時も、苦しい時も助け合いますか」と質問して、「はい」と答えて、式は終わりました。
それから、パーティーをしました。みんなが集まって、シャンペンを飲んだり、プチ·フールを食べたりして、二人を祝いました。とても幸せな雰囲気でした。そのあと、少し休んでから、家族でディナーを食べました。その前に二人にプレゼントをあげました。すばらしいプレゼントだったので。私も早く結婚したいと思いました。
次の日に二人は新婚旅行に行きました。行先は秘密でした。7年後の今は、二人の子どもが生まれ、家族4人で北フランスで、幸せに生活しています。子どもは、手紙や電話で私に会いたいと言っています。とてもかわいいので、今度会う時には、日本のお土産をたくさんあげるつもりです。