可塑性记忆

可塑性记忆的最后一集 皆、笑ってる アイラはここでいろんな人の笑顔を眺めるのが好きって前に言ってたよね。 うん、お昼と夕方と夜とで　それぞれ表情が違うの お昼のうちは皆はワクワク、キラキラした笑顔 それが夕方頃になると、少しずつスワスワした感じになってきて じゃ、今ぐらいの時間は 少し寂しそう でもね、寂しそうだけど、とても満ち足りたい笑顔をしている人が多いの 楽しかった思い出はちゃんと持って帰れるから 出会ってからあっという間にだったね もっと司と一緒に楽しい時間をいっぱい過ごしたかったなあ そうだね 司はこれから私の知らない時間を過ごしていくんだよね 将来　司はどうしてるんだろう　ターミナルサービスで仕事を続けるのかな そうだね でも司なら　大丈夫　どこへ行ってもちゃんとやれる、私が保証する そうだね 司にも何年かしたら、新しい恋人ができてるかもしれないね ごめんなさい　今のは意地悪かった いや ねえ、司は私のドコが好き えー 私はね　司の好きなところいっぱいあるよ 例えば　うん　いつもマニュアルちゃんと読むところとか はい　私は一つ教えたから　次は司の番　ほら　早く すぐ転ぶところかな じゃ　次は私　字がきれいなところ　はい 不器用なところ オムライスが好物のところ 背ガちいちゃいところ けなされてばかりのような 好きなところだよ　ちゃんと お茶を美味しそうに飲んでくれるところ それはアイラがお茶を入れるのがうまいから 手が意外と大きいとこと 怖がりのところ 辛いのに泣くのは我慢して　頑張って笑おうとするとこと そんな笑顔が素敵なところ　でも　ちょっと心配かな アイラ 幸せだったよ　ねえ　司　私　とても幸せだった そろそろ夢の時間は終わりなので 最後の場所はここがいい　観覧車の一周する前に　ね アイラ　俺は 泣き顔　初めて見せてくれたね　ずっと我慢してきたんだよね 司は我慢しちゃう人なんです ありがとう　私のために泣いてくれて　ありがとう 大切な人と いつかまた巡り会えますように