上海に設立されている公益機構「フードバンク」は、困っている人たちに無料の野菜や果物を提供するとともに、食品廃棄物の削減にも役立っています。
早いときには朝7時には、上海市浦東新区のフードバンク前に行列ができ、市民は毎日2袋の野菜や果物を無料で手に入れることができます。
2015年に設立されたフードバンクは、スーパーや食品加工業者から賞味期限が近い果物や野菜を集め、低所得層の家庭や近隣の困っている人々に無料で配布しています。
フードバンクは、信頼性を確保するため、提供企業の生産許可、食品生産日、有効期限、寄付の確認を網羅するソース追跡システムを構築しました。これにより、提供側と消費者の両方が記録を確認することを可能にしています。