ある夏の日のこと、陽炎がたつほどの暑さのなかを仕事に向かっていた森さんは、横断歩道に差し掛かりました。
車が途切れるのを待まちながら、道路の向こう側を見ると、そこには麦わら帽子の似合う、小学校低学年ぐらい女の子が立っています。
森さんと女の子がしばらく待っていると、一台の車が横断歩道の前で減速し、停車してくれました。
「親切な運転手さんだな」。森さんはそう思いながら横断歩道を渡り始めました。女の子も麦わら帽子を手で押さえながら、森さんの方へ急ぎ足で渡ってきます。
そして、横断歩道を渡り終えた彼は、何気なく後ろを振り返って、驚きました。先ほどすれ違った女の子が、停車している車に向かって、大きな声で「ありがとうございました」と挨拶をしていたのです。その姿に森さんはとても感動しました。
感謝の気持を伝える「ありがとうございます」の一言。私たちも職場や家庭で、きちんと使いたいものです。
那是一个夏天。天气酷热无比,去上班的森先生走到人行道前停了下来。
他一边等车流停下来,一边向马路对面张望,看到了一个戴着草帽的低年级小女孩站在马路对面。
森先生和小女孩等了一会儿,有一辆车慢慢减速,停到了人行道前。
“真是位好司机呀”,森先生不由得在心里赞叹道,一边开始过马路。小女孩则用手压着草帽朝森先生这边跑了过来。
森先生走到马路对面后不经意地回头看了一眼,结果瞬间被眼前的场面感动了:刚才与自己擦肩而过的小女孩此时正在朝着停下的车子大声喊“谢谢!”
“谢谢”,虽然只是一句简单的传达谢意的话,但是我想在我们的工作和家庭生活中,每个人都常挂在嘴边那该多好呀!