“呜—”火车已经进站了。洁仍在手忙脚乱地往丈夫的旅行包里塞着刚买来的吃食。
「うー」と低く警笛をならしながら列車がプラットホームに入ってきたが、潔は依然としてせわしげに、買ってきたばかりの食品を夫の旅行カバンに詰めている。
“剩下的拿回去你吃吧,车快开了。”丈夫眼盯着火车。催促着。
「もういいよ、残ったのは持って帰って君が食べればいい。もうすぐ発車するぞ」夫はしきりに列車のほうに目をやりながら、潔をせき立てた。
“把这些水果带上,出门在外多吃点水果败火。”洁一面叮嘱着丈夫,一面将自己的背包从肩上取下来,把香蕉、桔子、水蜜桃等怕压的东西塞进去,交到丈夫手里。
「果物は持って行ったほうがいいわ。旅行してると、けっこう疲れるものよ。お薬がわりだわね」潔は夫にこう言い聞かせながら、自分のショルダーバッグを下ろして、バナナ、オレンジ、スイミツトウなど傷みやすいものをそっとその中に入れ、夫の手に持たせた。
丈夫无奈地接过去,冲洁微笑一下。洁也回敬丈夫一个甜笑,目送丈夫上了火车。
夫はしかたなくそれを受けとり、潔ににっこりしてみせた。潔も甘い笑顔を返し、列車に乗り込む夫を見送った。
火车隆隆地开走了。
列車は轟(ごう)音を立ててホームを離れていった。
洁有些疲倦地往家走。丈夫每次出差她都要到车站送行,买上些吃的东西让他带上。她和丈夫属工薪阶层,丈夫舍不得多花钱买火车上的东西吃。
潔はきびすを返し、家に向かった。いささか疲れたようだ。夫が出張するときは、彼女はいつも駅まで見送りにいき、いろいろな食べ物を買って夫に持たせて来た。二人とも給料の安いサラリーマンなので、町中より値段が割高になっている列車の中でものを買って食べるのを夫は嫌っていたのである。
忽然,洁的心猛地狂跳起来:天哪,我怎么把自己的背包交给了他,那里面……那里面有一封自己珍藏了二十多年的信啊。
突然、潔の心臓が高鳴りはじめた。大変だ!あんまりせかされたので、うっかり自分のバッグを夫に渡してしまったが、中にはこの二十年間大切にしまっておいた手紙が入っていたのだ。
信是她初恋的男友寄给她的。男友后来在大串联的途中得病死了。她一直珍藏着这封信,也珍藏着自己的初恋。昨天她翻出这封信,把它放进背包的夹层,打算带到单位锁进抽屉里。她总担心把信放在家里迟早会惹麻烦。
(不好意思,后面的文章内容可能是数字限制上传不了了。)