結婚とは何か
作者:てんちゃん(原创禁止盗用与转载)
結婚する前、このように聞かれた時、私は「結婚は愛情の墓場」と答えていました。周りに離婚する人が多すぎて、結婚は彼たちに幸せをもたらさなかったからこそ、結婚から逃げたのだろうと思い、まだ結婚生活を体験していなかったその時の私は結婚ということにネガティブなイメージしか持っていませんでした。
しかし、運命の人と出会ってから、すべてが変わっていきました。愛情の幸せに浸っていて、彼と結婚したいという気持ちがどんどん強くなりました。しかし、私とまったく異なる家庭環境で育った彼は、私の父と母にとっては理想的なタイプではなく、父と母は彼と結婚することに激しく反対しました。「あなたは家柄がつり合っている人と結婚してこそ、幸せになれる」と母に注意されました。ただ彼のことを愛していて、この人を幸せにしたいという最初の気持ちを大事にして、誰の話も聞かずに彼と入籍しました。
しかし、母に忠告されたように、急に異なる家庭環境に入った私は、結婚前には想像がつかなかった困難に向き合い始めました。ずっとお嬢様のように父と母に可愛がられていて、家事や料理などの経験がぜんぜんなかったわたしは姑に何回も叱られました。ある日、また彼女に小言(こごと)を言われた時、「私はあなたの息子のお手伝いさんじゃない!もう二度と聞きたくないよ!」と大声で抗議しました。そうすると、ますます喧嘩になって、私と姑は仲が悪くなる一方でした。何回も泣いて、「こんな結婚生活、全然幸せじゃないよ!やはり母に注意されたように、彼と結婚するべきではなかった。」などと考え、私は結婚に(裏切られたような気持ちになり)落ち込んでいました。一方、夫も非常に悩んでいましたが、何の文句も言わずに、留学する私の世話をするために、仕事をやめて、一緒にオーストラリアに来てくれました。
私の夫は、最初は、仕事を探すのがなかなか難しくて、昼間だけではなく夜も、工場の搬送係やレストランのデリバリーなどの辛い仕事しかやっていませんでした。長時間一緒懸命働いている彼の腕には、傷あとが何個もありました。「あなたはきっと辛いと思っているでしょうね」と私は聞きました。しかし、彼は「辛くないよ。きみとずっと一緒にいるから、幸せだよ」と答えました。
彼も私と同じように、たくさんの困難に向き合っていました。しかし、私を幸せにしたいという最初の気持ちを忘れず、困難を乗り越えるため、ずっと努力していました。姑と仲良くなれないという小さい問題を前にして、自分の最初の気持ちを忘れて、愛する人に文句ばかり言っている私は夫の足元にも及ばないと、私は反省し始めました。その時から、私は積極的に姑に連絡して、料理の作り方を教えてもらうことを通じて、彼女と仲良くなれるように頑張ってきました。そうすると、夫の笑顔もどんどん増えました。
ですから、(もし結婚とはなんでしょうと質問されたら)、今の私は、結婚は人の成長への道だと答えたいのです。もともと違う個性を持っている二人が、お互いに理解し、妥協し、支え合うことによって、幸せな家庭を築いていけるように頑張ると同時に、自分自身も、もっといい自分に変えられるのではないかと思います。