朗读:柚子 宝子 枫雪
文本:枫雪
音频制作:木各
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醒来的时候,不知道自己为什么哭。这是时常会有的事。
做过的梦也总是回想不起。只是…
只是,有一种怅然若失的感觉,从我醒来的那一刻长时间存在着。
我一直都在寻找着什么、寻找着某个人。
可能是那一天开始,我就陷入这种情绪中了。
那一天,彗星划过天空的那一天。就好像…
就好像,梦幻一般的景色,那是非常…
那是非常无与伦比,美到极致的景色。
朝、目が覚めるとなぜか泣いている。そういうことが時々ある。
見ていたはずの夢は、いつも思い出せない。ただ…
ただ、何かが消えてしまったという感覚だけが、目覚めてからも長く残る。
ずっと何かを、誰かを探している。
そういう気持ちに取り憑かれたのは、多分あの日から。
あの日、星が降った日。それはまるで…
まるで、夢の景色のように、ただひたすらに…
美しい眺めだった。
土地神古语被称为“造物主”,这一词语中蕴含着深层含义。连接绳线的是结,连接人与人的是结,时间的流动也是结,全都是神的力量。
土地の氏神様をな、古い言葉で産霊って呼ぶんやさ。この言葉にはふかーい意味がある。糸を繋げることもムスビ、人を繋げることもムスビ、時間が流れることもムスビ、ぜんぶ神様の力や。
我们编织的结绳也是神的力量,显示了时间的流转。聚在一起,成型,扭曲,缠绕,有时又还原,断裂,再次连接,这就是结,这就是时间。
ワシらの作る組紐もせやから神さまの技、時間の流れのそのものを顕しとる。寄り集まって形を作り、捻れて絡まって、時には戻って、途切れ、またつながり。それが結び。それが時間。
我已经不太记得那时候的事情了。我只记得可能是与司和奥寺前辈吵了一架吧,他们先回了东京,而我一个人在某处的山上过了一夜。只是,那时关于彗星造成的一系列事情,在一段时间内却奇妙地吸引着我。
あの頃のことは、俺ももうあまりよく覚えていない。けんかでもしたのか、司と先輩とは別々に東京に戻ったことは、どこかの山で1人で夜を明かしたこと、記憶はその程度だ。ただ、あの彗星を巡って起きた出来事に、一時期、俺は妙に心を引かれていた。
我寻找的究竟是某个人?还是某个地方?又或者只是工作地,我自己也不知道。
探しているのが、誰かなのか、どこかなのか、それともただ単に就職先なのか、自分でもよくわからない。
见不到吧.....但如果见到了......我该怎么做,果然还是给他添麻烦啊。会很窘迫吧。又或者,他会不会有一点开心呢?
会えっこない・・・でも、もし会えたら・・・。どうしよう、やっぱり迷惑かな。気まずいかな。それとも、もしかしたら・・・すこし、喜ぶかな・・・。
即便这样四处搜寻,也没办法见到。虽然见不到,但是,唯独一点是无可否认的。我们两人只要相见,一眼就能认出对方。
こんなふうにやみくもに探し回ったって、会えっこない。会えっこないけれど、でも、確かなことが、ひとつだけある。私たちは、会えばぜったい、すぐに分かる。
我来见你了。真不容易啊,你在好远的地方啊。
お前に会いに行きたんだ。大変だんたよ。お前、すげえ遠くにいるから。