女:(泣く)
男:あ、ぼく、まだかえてないんだ。おつかれさま
えーと、あん いそぎじゃないから またかけなおす。
女:もしもし、待って、切らないで!
男:え、お いたんだ。
女: うん
男:えっ、あれ、どうしたの、もしかして 泣いてるの?
女: うん
男:どうして、なにかあったの、だいじょうぶ
女: うん
男:で、だいじょぶじゃないよなやっぱり どうしよう
あっ そうだ、いまからそっちにいこうか
女: だめ!
男: なんで?
女: いま、すごいひどい顔してるから
男: でも、
女:いいから、こないで
男:おんー
女:お願い。
男:わかった。
女:ありがとう
男:で、いったい なんでないてんの。
女:泣きたいから。
男:え。で それだけ
ほかになんか理由とかあるんじゃないの?
女:そんなのないわけがないじゃない。
男:なになに?聞こえない。何ったの?
女:とにかく、なきたかったから、泣いてたの。それじゃいけない?
男:いや、別にいけなくは ないんだけどさ
女: けど、何?
男:やっぱりさ、いきなり泣いたりるすると、びっくりするし、
何があったか気になるじゃん
女:だから?
男:そのさ、訳とかわかったら、言えることとかあるかもしれないし、それに、 もう、 どうしたらいいんだよ。
女:ちょっと、泣いてるのはあたしのほうなんですけど、
男:あ、そうだね、。
だから、ぼくは、あのー
女:いいから、黙って!ちょっと好きに泣かせてよ
男:。。。っ
女:(泣)
男: ん、ねえ、やっぱり、泣いている理由教えて
女:言いたくない。
男:そーなんだ。
女:だから、聞かないで。
男;う、わかった。
女:(泣)
男:あのさ、その、電話 一度切ったほうがいい?
女:切りたいの?
男:え?
女:電話切りたいんだ。
男:は?いや、違うよ。そうじゃなく
女:いいわよ。切りたいなら、きれば!
男:だから、そうじゃないって、僕はただ。
女:どうせうっとうしいとか思ってるでしょ。
男:おもっていない
女:うそ!
男:うそじゃないって。、ほんとうにそんなことって 僕はおもってない!
女:だったら、なんで切るなんで言うのよ。
男;やっぱり、変かな。
女;かなりね ピンとずれてると思う
男;あっ。そうか、
女:(泣)
男;じゃあさ。ぼくはどうしたらいい
女:別に。
男:別にって
女:だから、別に。特別なことをしてほしいって思ってないから。
男:そうなの?でも
女:でも なに?私が勝手に泣いてるだけじゃない。
男:だけってそんな!ささえのことじゃないだろう。
女:ささえのことかもしれないじゃない
男:そーなの?いや、でも、そんなに泣いているってことはやっぱりささえのことじゃな いからじゃないの
女:だったら、何?
男;気になるよ、ってか なんとかしたいよ!当たり前だろう。
女:でも、本当は 電話切りたいでしょ!
男:だから、ぼくがきりたいなんていってないよ
女:本当に?
男:うん。
女:だったら、切るなんて言わないで。
男:わかった。
女:(泣)
男:ね、
女;何?
男:ごめ、やっぱりだまってるなんてできないよ。
あっ、その、 どうしでもだまってろうってゆなら、もちろん、だまっててもいいん だけどさ
女;べつに
男:えっ?
女;だから、別に黙ってろうなんて あたし、言ってないじゃない!
男:えっ あれ、そうだっけ?
女;そうよ
男:あ、いや でも。
女;わたし、わけは聞かないで とは いった けど、黙っててなんで言ってない
男:だから それは
女:ほかに言いたいことがあるでしょ
男:えっ?
女;だから、何かほかに用事があったんでしょ
だから、あなたは電話をくれたんでしょ
男:いや。それは、その
女:なにを、言いたいことがあるなら、はっきり言って。
男:単に声がききたかっただけなんだけど
女:何を、 それ
男:ごめん!
女:謝ることじゃないじゃない。
男:そうかもしれないけど。。。
でも、ごめん
女:だから、なんでよ
男:いや、別に なんとなく
女:なんとなく、謝っちゃうんだ。あなただって
男:あ?
女:もういい。もう嫌だ 馬鹿みたい
男:え?ぼく?ぼく? なんかした?
女:ちがう、そうじゃなくて、あたしよ あたしは 馬鹿みたい。
男:え?なんで?
女:ばかみたいじゃなくて、ばかそのものかも。もういい、変な期待なんか しなきゃ よか った。
男:えっ。何?なんか期待されてたの ぼく
女:いいわよ。もう
男:ちょっと待って 待ってよ よくないよ
女:だから、もう
男:よくない、絶対よくないから なに?、ね! なんだよ!
教えてよ
ね、なに、何を期待されてたの? おしえてよ。
女:だから それは
男;うん、それは? なに?
女:だ、だから ね
男;うん、だから?
女:なんでもない。
男; (んあは)。もう、だから なんでちゃんと言ってくれないかな。
ぼくって そんなにたよりない?
女:そうじゃないけど、
男:けど、なに?
女:もう、いいたくないじゃなくて、言えないの!
男:だから、なんで?
女:言えるようなことじゃないに決まってるでしょ?
男:おっ そーなの?そんな いえないようなことって
君 ぼくに一体何を期待してたの?
女:だから、もういいってば。
もう、だから、いいって言ってるでしょ?忘れて、本当にあたしが馬鹿だけ だったから
男:そういわれても、
女:忘れなさい。
男:いや、それは無理だから、
女:いいから、忘れて。
男:だから、それはむりだって。 だってさー
女:あーもう、 なんでこんなるの。あたしはちょっと慰めてほしかっただけなのに!
男:おー!そーなの。で、えっ!ちょっと、本当にそれだけだったの?
女:で、そんなにそれって驚くこと?
男:いや、だって、ほらー
女:な、なにを?
男:いや、なんでもない。ごめん、僕がわるかった。その、ちょっとどうてんしてて、気 付かなかった。本当 、ごめん!。だから、許して。これから、その、頑張るし
女:いいわよ。もう。
男:ぜんぜん涙声なのに。だめだよ。絶対きらないで
女:切らないわよ。
男:きっちゃだめだよ。来たらそちにいくからな
女:来ちゃダメ。
男:だったら、絶対きらないよな。 きらないよな。
女:切ってないでしょ。
もうー で、 何?
男:なにって、その まーいいや、 とりあえず、 がんばってみるから。ちょっときい てくれる?
女:うん、わかった。
男;(咳)じゃ、いくよ。
(飲み込みの音) だから、あのその。ぼくは 君がすきだから、その理由はなんで あれ、泣かれるとすごくつらいんんだね。
だから。あの、だからね、 ぼくのためだけにでも、わらってくれるとうれしいな な なんて。
女:それで、本気で言ってるの?
男;きまってるだろう ほんきだよ。
女:そんなわりには、声はちょっとうわずってない?
男:いや、それはもう ちょっとはずかしいなって
女:ちょっと。
男:かなりかも
女:(笑)
男:そこ 笑うところじゃないだろう。
女:だって、(笑)
男:あのね。きみ、 で、まーいいか なかより笑われるのほうが百倍ましだし
女:それ、本当?
男:うん、ほんと ぼくはけっこうきみにべったぼれしているみたいだし、なに?
今度笑わないの?
女:笑わないわよ。
男:だったら、その、まだなきたい?
女:うん、もう平気。
男:ならよかった。
女;ごめんなさい、心配かけて。それと、 その、本当に用事なかったの?なにか言いた いことがあったんじゃない?
男:うん、とっくには、あ、でも 君がすきとか、すきとかそういうことならいいたりな いかも、
女:それ、聞き足りないのがまちがってるじゃない?
男;あーそうかもね。
女:だったら、きかせてあげるから。おやすみなさいって言ってくれる?
男:もちろん
女:本当に?だったらいいわ
今夜は ありがとう。
大好きよ
男:僕もだよ、 じゃね、おやすみなさい。いい夢をみてね