リオ五輪閉幕に先立って、現地時間の8月20日、IOC・国際オリンピック委員会のバッハ会長は、「今回のオリンピックはシンボル的な意義を持っている。問題点は多くあったが、もしやり直せるとしても、IOCは変わらずリオを選ぶだろう」と語りました。
バッハ会長は「今回のオリンピックはシンボル的なオリンピックだといえる。開催地のリオは多くの社会問題を抱えている。しかし、この16日間に、オリンピックは現実から切り離されることもなく、幻想的な世界に浸りすぎることもなかった。このように現実と向き合ったことで、スポーツの役割とその限界を、よりよく理解できた」と評価しています。
オリンピック施設の建設が大量の公共資源を無駄にしていたという懐疑的な声について、バッハ会長は「オリンピックは、公共交通システムや道路、通信施設を含めたインフラ施設のレベルアップを推し進めた。この点から見て、一層すばらしい都市を残したといえる。首都を、リオからブラジリアに移してから、リオは数十年ぶりに大規模なインフラ整備に取り掛かった」と強調しました。
ロシア選手のリオ五輪参加の全面的禁止に対し、IOCとバッハ会長は反対しました。その理由について、バッハ会長、「1980年、私は西ドイツの選手の報道官を務めていた。そのとき、モスクワ五輪へのボイコットに反対したが、失敗に終わった。しかし、暫く経つとスポーツは政治に左右されてはならないと、人々は意識するようになった」と示しました。
最後に、4年後の東京五輪について、バッハ会長は、「五輪を成功させる鍵は、何よりも本当の自分を保つことだ。過去のオリンピック開催地の経験を参考にしょうとばかり考えてはいけない。オリンピックを、自国の文化と伝統をPRする場にしなくてはならない」と提案しました。(翻訳 朱丹陽 KOKUSEI)
IOC主席巴赫盘点奥运会 不后悔选择里约!
当地时间8月20日里约奥运会闭幕前一天,国际奥委会主席巴赫在总结时表示,本届奥运会具有标志性意义,虽然问题多多,但如果重新选择一次,国际奥委会仍将选择里约。
巴赫说:“这是一届标志性的奥运会,也是一届活在当下的奥运会。这届赛事在一个有很多社会问题的城市举行。16天中,奥运会并没有和现实隔离,没有活在肥皂泡里。通过直面现实,能帮助我们更好的了解体育的作用以及它的局限。”
面对奥运建设耗费大量公共资源的质疑,巴赫则强调:“奥运会推动了里约的基建,包括快速公交系统、道路和通信设施的升级,留下了一个更好的里约。自从巴西首都从里约迁到巴西利亚之后,这个城市几十年都没有大规模的基建投入了!”
针对国际奥委会和巴赫拒绝全面禁赛俄罗斯的理由,巴赫解释:“1980年,我还是西德运动员的发言人。当时我们反对抵制莫斯科奥运会,那时失败了。但没过多久,人们就意识到,让体育被政治因素干扰是非常糟糕的事!”
巴赫给东京的建议如下,“成功组织奥运会的关键,在于保持真我。不要老想着可以借鉴其他奥运主办城市的蓝图或者方法。要使一届奥运会成为主办国家文化传统的真实展现!”