1911年以来の大がかりな修復作業が進められている北京の故宮博物院に4月16日、「金のれんが」100枚と金箔100万枚が寄贈されました。
「金のれんが」は、決して金で作られたものではありません。生産地は江蘇省蘇州の陽澄湖のほとりにある陸慕で、昔から土が細かく柔らかいことで知られています。この土でできたれんがは固く、叩けば金属に似た音がすることから、「金のれんが」と呼ばれています。故宮の中心部にある太和殿を初めとする主な建物は、この「金のれんが」を床に敷きつめています。
また、金の貼り付けは古代建築でよく使われる手法で、主に金箔が使われています。今回、故宮に寄贈したのは、無形文化遺産の保護基地である南京金陵金箔株式会社です。故宮向けの特製品であり、厚みは0.15ミクロンです。(翻訳 朱丹陽朱 森雅継)
如今故宫正在经历着自1911年以来规模最大、范围最广、时间最长的一次古建筑维修保护。4月16日,故宫博物院获赠100块金砖和100万张金箔。
所谓金砖,并非金子做的砖。位于阳澄湖西岸的苏州陆慕,土质细腻温润,制作的砖石料细密质坚,敲之若金属般铿然有声,被称为“金砖”。太和殿等故宫主要建筑里都是“金砖”墁地。
贴金是传统古建筑油漆工艺的主要内容,金箔是主要材料。此次故宫获捐的金箔产自中国非物质文化遗产保护基地——南京金陵金箔股份有限公司,这批特别为故宫定制的金箔厚度每张0.15微米。