又是常见的一封信╮(╯▽╰)╭
承包A太的傻笑!
光生さんへ
光生さんだって、
今自分でそう書いてて、びっくりしました。
あなたのことを名前で呼ぶのは、
ちょっと記憶にないぐらい、久しぶりな気がして、
なんか緊張します。
とりあえずご報告です。
私、家を出ました。
部屋を見てびっくりしましたか?
口空いてませんか?
今説明しますので、
ひとまずそれを閉めてください。
あのね光生さん、
やっぱりこのまま、
一緒に住んでるのは変だと思いました。
私達は、離婚して結構経つし、
何かと支障があると思うのです。
どんな支障かは、うまく説明できないのですが、
最近どうもまた、
あなたのことを見ると、
変にざわざわとするのです。
私なりにそのざわざわを打ち消すとか、
あるいは、元に戻す努力を検討してみたのですが、
どちらもうまくいきませんでした。
私、あなたのことを変だとか言いましたが、
どうやら誰より変なのは、
私なのかもしれません。
いろんなことの調整が、うまくできないのです、
好きな人とは生活上気が合わない、
気が合う人は好きになれない。
私、あなたの言うことやすることには、
何一つも同意できないけど、
でも、好きなんですね。
愛情と生活は、いつもぶつかって、
なんというかそれは、
私が生きるうえで抱える、
とても厄介な病なのです。
前に映画を見に行きましたよね、
ほら、私が十分遅刻した時、
横断歩道を渡ったら、
待ち合わせのところに、
あなたが立っていました。
寒そうにして、
ポケットに手を入れてました。
この人は、今私を待ってるんだ。
そう思うと、
なぜか嬉しくなって、
いつまでも見ていたくなりました。
それは映画を見るより、
ずっと素敵な光景だったのです。
あなたをこっそり見るのが好きでした。
あなたは照れ屋で、なかなかこっち向かないから、
盗み見るチャンスは度々あったのです。
目黒川を二人で並んで歩くとき、
こっそり見ってました。
DVD見てるとき、
本読んでるとき、
いつもあなたを盗み見て、
気持ちは自然と弾みました。
桜が見える家にお嫁に来て、
桜が嫌いな人と一緒に暮らして。
だけど、あなたが思うよりずっと、
私はあなたに甘えていたし、
包容力っていうのとは少し違うけど、
あなたの膝でくつろぐ心地よさを、
感じていました。
一日日向にいるような、
そんな、
まるで猫のように。
もしかしたら私は
この家に住む、
三匹目の猫のようなものだったのかもしれません。
美味しいご飯ありがとう、
暖かいベットありがとう、
膝の上で頭を撫でてくれてありがとう、
あなたを見上げたり、
見下ろしたり、
盗み見たり、
まじまじ見たり。
そんなことが、
何よりかけがえのない幸せでした。
光生さん、
ありがとう、
お別れするのは、自分で決めたことだけど。
少し寂しい気もします、
でも、もし、
またあなたをこっそり見たくなった時は、
あなたにちょっと話しかけたくなった時は、
また、どこかで。