成长,是一番修行。
在困难之中也能开出花朵。
面带微笑,
给旁人带去芬芳的幸福。
「大人というものはどんなに苦労が多くても、自分の方から人を愛していける人間になることなんだと思います。」
いわさきちひろが描いた子供たちの絵を見て、やさしい気持ちにならない人はいないでしょう。その絵の中に、彼女のあたたかい人柄や、あふれる愛情を感じずにはいられません。
彼女は、若かったころ、“たのしく遊んでいながら、ふと空しさが心をよぎったり、親からちゃんと愛されているのに、小さな欠点が見えて許せなかったりした”と、振り返っています。
それが、“欠点だらけの息子を愛し、めんどうな夫がたいせつで、半身不随の病気の母にできるだけのことをしたい”と思うようになっていったのだそうです。
愛情とは、たとえ苦労に見えても、心を満たしていくものなのですね。
昔に比べて、本当の意味での「大人」が減ったと思うのは、気のせいでしょうか。歴史をひもといていると、若者たちがずいぶん大人だったのだなあと思うことがよくあります。たぶん、子供のころから、家族の一員としての仕事を担ってきたからではないかと思います。
誰かを支えている、役に立っている、必要とされている…。そんな自覚を積み重ねることで、人は、真の大人になっていくのではないでしょうか。
いわさきちひろが願った、世界中の子供たちのしあわせ…。それは、大人たちにかかっているのです。