はみどり、花は紅、おのれおのれが法をとく、げに面白き、天のけしきかな。」
(慈音尼——「道得問答」より)
八歳で母を亡くしてから、悟りの道を求め続けた慈音尼。ようやくたどり着いたのが、石田梅巌という師でした。
石田梅巌の開いた石門心学は、神道、仏教、儒教、はては『徒然草』(つれづれぐさ)まで、さまざまな勉強をするようです。
その中で、彼女が到達した境地がこれです。
「柳は緑の葉を揺らし、花は紅に咲くように、それぞれが、そのままの姿で、真理を口説いてくれる。なんとおもしろいこの大自然のありさまだろう……」
悟りは、無常観でとらえられがちですが、彼女の言葉は、いきいきとした喜びにあふれています。
亡くなった父母も、自分の身体の中に一体となって、守り神になってくれているという彼女。
ふと、死とはむになるのではなく、形を変えることではないかと思えてきました。命は、受け継がれ、形を変えて生き続けるのではないでしょうか。
季節がめぐり、四季を繰り返す中で、柳も花も形を変えながら、はてしない営み(いとなみ)を続けていきます。
人間も、大自然の一部。自分も含めた大自然のいとなみを、すがすがしい気持ちで見つめている……。そんな彼女の境地に近づけたらと思います。
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