株価 一時1000円超値下がり 新型コロナウイルス影響拡大を懸念
2020年2月25日 10時01分
25日の東京株式市場は新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済に深刻な影響を与えるのではないかという懸念から取り引き開始直後から売り注文が一気に膨らみ、日経平均株価は先週末に比べ、一時1000円以上、値下がりするなど急落しています。
連休明けとなった25日の東京株式市場は午前9時から取り引きが始まりましたが、直後から幅広い銘柄に売り注文が一気に膨らみ、日経平均株価は一時、およそ1050円もの急落となりました。
新型コロナウイルスの感染拡大が本格化して、各国の市場で株価が急落し、世界同時株安ともいえる展開となっています。
これはイタリアや韓国などで新型コロナウイルスの感染者の数が増えたことで、世界経済全体に深刻な影響を与えるのではないかという懸念が強まっているためです。
市場関係者は「中国と地理的に近い日本は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が製造業や観光業など広範囲に及ぶという見方が強く、日本の株式市場でも売りが売りを呼ぶ展開となっている」と話しています。