株価 ことしの最安値を更新 一時500円超 値下がり
2020年3月6日 10時56分
6日の東京株式市場は新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済に深刻な影響を及ぼすという見方から全面安の展開となり、日経平均株価は一時、500円以上値下がりし、取り引き時間中としてことしの最安値を更新しました。
5日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価が再び、一時、1000ドルを超える大幅な下落となったのに続いてきょうの東京市場も全面安の展開となっています。
東京市場はこのところ新型コロナウイルスの影響で不安定な値動きが続いています。
6日も感染拡大がおさまらず、世界経済に深刻な影響を及ぼすという見方に加え、外国為替市場で一時、1ドル105円台後半まで円高が進み、輸出関連企業の業績が落ち込むのではないかという警戒感が売り注文につながっています。
市場関係者は「日本政府が、中国と韓国からの入国者に指定場所で2週間の待機を要請することを決め、観光客がさらに減り景気が冷え込むことを懸念する投資家も多く、値下がり幅が次第に広がる展開となっている」と話しています。