囲碁や将棋のタイトル戦がテレビで放映されています。
対局者が記録係に「棋譜」(対局の手順を示した記録)を求め、それを逆さにして相手側からの戦況を見つめることがあります。
自分の方向からの視点と、相手からの視点という双方向の見方を感じ取ることで、客観力を高めているように見えます。
仕事でも商品やサービスを提供する側の思いと、それに共感し購入して使用する側の双方向の視点があるでしょう。
また、人と人とのコミュニケーションでも、自分の意見や思いを的確に伝える発信力と、相手の思いを感じ取る受信力が双方向の力としてあります。
このような違う方向の力を調和させ、感じ取ることで、新たな気づきや発見をすることができるようになるのではないでしょうか。
それを培う最適の場が身近な家庭でしょう。一方的な思い込みはないか、自分の意見を押し通していないかなど、客観的に見る力を養いましょう。