CO2濃度増加ペース急減 コロナで経済低下も要因か
[2020/04/13 12:02]
新型コロナウイルスの感染拡大によって人や経済の活動が抑えられるなか、地球温暖化につながる大気中の二酸化炭素(CO2)濃度の増加ペースが急減したことが分かりました。
地球全体の大気中のCO2濃度は、特に冬から春にかけては微生物を含めた生物の活動が活発になることで例年、増加します。ところが、新型コロナウイルスの感染が広がった去年12月から今年3月にかけての増加ペースは、ここ数年の同じ時期に比べて半減したことが環境省などが運用する人工衛星の観測で明らかになりました。専門家によりますと、新型コロナウイルスの感染拡大によって人や経済の活動が低下したことで、CO2の排出量が減ったことが要因の一つとして考えられるということです。