4月19日 穀雨
本日は二十四節気の「穀雨」です。太陽暦の四月二十日ごろに降る雨のことをそう呼びます。「穀雨」は、春雨が穀物を潤すという意味で使われます。
種まきから始まり、恵の雨を受けつつも、こまめに手入れをし、様々な環境を乗り越えながら成長する過程と収穫が、農業に従事する人の喜びです。
これらは企業においては、人材育成にあたるでしょう。新入社員や部署移動により新たなメンバーに対しての育成は欠かせません。
植物は水を与えすぎると根腐れを起こし、水が足りないと枯れてしまうように、人材育成には優しさと厳しさのバランスを考えることも必要でしょう。
先輩社員は感情的な叱責を慎み、真心ある育成が肝要です。また、育成をする側とされる側、双方の意思疎通が大切です。指導される側は、注意されたときに「自らを高めよう」と真摯に受け止められた時、成長に転換できるのです。
それぞれの立場によって、育てる喜びと、自身が成長する喜びがあります。いずれも自分のやるべきことを行ない、互いに成長していきたいものです。