ぽぽの随筆<78> 穀雨(こくう)
原创 2017-04-20 ぽぽ 直通霓虹
こんにちは。
今日は井戸水(いどみず)をバケツに汲(く)んで私と父の車2台、洗車(せんしゃ)しました。天気も好く、そばで躑躅(つつじ)も咲き始め、いい気分で洗車に励(はげ)みました。家に井戸まであるなんて、すごい田舎みたいですね。いやいや、「みたい」ではなく、本当にすごい田舎です。
さて、今日は二十四節気(にじゅうよんせつき)の穀雨(こくう)です。「穀物(こくもつ)を育てるために降る雨」と言われ、先祖(せんぞ)たちはこの時期になると田植(たう)えの準備に取(と)り掛(か)かったということです。そういえばいつも通る道から見える田んぼには水が張(は)ってありました。
だから、というわけではありませんが、最近では蛙(かえる)の声が聞こえるようになりました。私は毎晩お風呂に入った後(あと)、火照(ほて)りを鎮(しず)めるため勝手口(かってぐち)の外(そと)にしばらく出ています。でも最近は夜風(よかぜ)もそれほど涼しく感じられなくなり、本当に春になったんだなあと思います。それで外でしばらく月や星を眺(なが)めているのですが、気がついたら蛙の合唱(がっしょう)がBGMになっていたのです。
母に蛙が鳴き出したよと言ったら、「ああ、田起(たお)こしの頃になったら蛙も出てくるからね」とのこと。田舎では、目から耳から皮膚(ひふ)から、いろいろなところから季節が感じられるんだなと再認識(さいにんしき)しました。二十四節気や昔からの言(い)い伝(つた)えなどが身近(みぢか)に感じられることも。
穀雨 終わり
井戸水(いどみず) 井水
バケツ 水桶
汲(く)む 汲,舀,打(水)
躑躅(つつじ) 杜鹃花,映山红
田植(たう)え 插秧
取(と)り掛(か)かる 开始做,着手
張(は)る 盛满
火照(ほて)り 发热,发烧
勝手口(かってぐち) 厨房门,后门
田起(たお)こし 插秧前准备水稻田
再認識(さいにんしき) 重新认识,再认识
言(い)い伝(つた)え 传说,言传
身近(みぢか) 身边的,切身的,亲切的