≪いつかこの恋を思い出して、きっと泣いてしまう≫のお母さんの

≪いつかこの恋を思い出して、きっと泣いてしまう≫のお母さんの

2016-11-29    08'45''

主播: 苏晓末

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介绍:
音へ: 今、真夜中の2時をすこし回ったところです。今が最後のチャンスかも、そう思って、病院の方に便箋とペンを借りました。もうあまり字が上手に書けなくて、恥ずかしいけど、便箋を光に透かすと、小さな花びらを浮かびます。すできでしょう。音、お母さんはそろそろいなくなります。あっという間だったね。時間が足りない。まだ何もできてない。まだ死ねない。あなたを一人残してしまうの。音、あなたを父親のいる子にしてあげられなかったこと、なんと後悔しても足りません。お母さんはもう髪を結んであげることも出来ません。それでも、お母さん、あなたを生んでよかったと思っています。 あなたはとても質問の多い子だった。なんで水は濡れるの?髪の毛はどんどん伸びるのに、なんで眉毛はちょうどで止まるの?どうして寂しい気持ちはあるの?あなたには絵本が必要なかった。自分で作ったもの語りを私に話して聞かせてながら、眠りにつくから。歩くのが早い私の後、「大丈夫や」そう言って付いてくる小さなあなたを見ていて、いつも思いました。 この子には人生を切り開く強い力がある。音、たくさんの人に出会ってね、自由に見て、自由に話して、好きなように生きて。それはあなたが心を持って生まれた大切な宝物だと思う。 あなたはいつか学校に行って、友達を作るのかな、中学生になって、高校生になって、誰かを好きになるのかなあ。どんな恋をするんだろう。恋をすると、嬉しいだけじゃなくて、切なくなったりするね。きっと人が寂しいって気持ちを持っているのは、誰かと出会う為なんだと思っています。時に人生は厳しいけど、恋をしている時は忘れられる。恋をして、そしていつかただ一人の人に出会えるといいね。その人はきっと、あなたの質問に答えてくれる。あなたのもの語りを聞いてくれる。あなたを生まれたことを喜んでくれる。 ブドウの花はブドウの味がする。バナナの花はバナナの味がする。愛するって、心から心へと残していくことだと思う。音が笑っている時、お母さんも笑っている。音が走っている時、お母さんも走っている。 大好きな私の娘 大好きな 音 愛しています どうかお幸せに  母より