メイクで世界中を笑顔に!MAKE SMILE TRIP@Miwonderful

メイクで世界中を笑顔に!MAKE SMILE TRIP@Miwonderful

2016-02-12    13'04''

主播: 索谓

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介绍:
◆著者プロフィール 横山さんは「メイクで世界中を笑顔に!」というテーマを掲げて活動するメイクアップアーティスト。2011年にはオリジナルのメイクブースを担ぎ、単身でNY、LA、香港、台湾、上海、パリなどをめぐってメイクパフォーマンスを行う「Make Up Tour(メイクアップツアー)」を開始しました。 現在は株式会社ThanksGiving(サンクスギビング)の代表取締役を務め、テレビ番組やラジオ、コラボイベントなどで活躍されています。 こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。 さて、仕事や日常生活の中で、本当はやりたい事があるのについ周りの目を気にするあまり、あるいは失敗やリスクを恐れるあまりなかなか行動に移す事が出来ない……。 こんな風に悩んでいる方は結構多いんじゃないでしょうか。 今回はそんな葛藤と戦い、挫折を繰り返しながらも、今まさに夢を切り開いているメイクアップアーティスト・横山美和さんがご自身の経験を語る本を紹介します。 メイクアップアーティストと言いましたが、横山さんは「笑顔」という言葉に非常に重きを置いていらっしゃる方で、「メイクスマイルアーティスト」とも呼ばれています。 「メイクとは表面と内面を笑顔にする事が出来て完成するもの」、という横山さんの考えから生まれたオリジナルで新しいアーティストなんですね。 そんな横山さんが「メイクで世界を笑顔に」するに至った経緯・経験をピックアップしつつ、読者へ向けてのメッセージや、彼女の人生に影響を与えた言葉をいくつか紹介していきたいと思います。 まず、横山さんがメイクを始めたきっかけは美容師を目指していた当時の恋人の影響で、ただなんとなく美容学校に通っていただけなんだそうです。 夢は結婚することだったんだとか(笑) ”きっかけは、なんでもいい。とりあえずやってみよう” と横山さん。 こういう大きな夢のきっかけって意外と些細なことだったりするんですよね。 まずは何か行動を起こしてみる事で新しいものが見えてくる事もある、ということなんだと思います。 その第一歩として、横山さんは自主制作イベントのチーム「DOPE(ドープ)」を結成します。 「ドリーマー・オブ・ザ・パワーアイ」の頭文字をとったチーム名なんだそうです。 そして、あれよあれよと話は進み、横山さんはこのチームのリーダーを務める事になりました。 このとき最初に陥った問題が、イベントを行うための資金不足。 スポンサーを求めて20?30件営業した後、最終的には学校の事務局長に軍資金を募りにいったそうです。 しかも、サングラス&茶髪の姿で! 10代の学生ながら、すごい行動力ですよね。 とても個性的な感じもします。 ”解放してもいいんだ…その気持ちにブレーキはいらない” こんな考えを持って、真っすぐにぶつかってくる横山さんだったからこそ、当時の事務局長は彼女の気持ちに応えたくなったんだそうです。 そして、 ”気持ちで来たものを気持ちで返したら面白いことになるかもしれない” ふと、こう思った事務局長は、横山さんのために軍資金10万円用意したそうです。 しかもその10万円、内緒にしていたそうですが、事務局長のポケットマネーだったらしいです(笑) 周りの助けもあり、自主制作イベントで大成功を納める事ができた横山さんは、価値観がガラリと変わります。 ルールの中でメイクをしたくなかった彼女はブライダルのヘアメイクをする会社の内定を蹴り、契約社員として学校に残る事にしました。 バイト先の古着屋や、学校で在校生と共に結成したチームでイベントに取り組んでいると、ある日とあるオンラインマガジンの編集長に「うちのカフェでもアートイベントをやらないか?」と声を掛けられたのです。 この出会いをきっかけに横山さんはイベントの規模をどんどん拡大させていったのですが、ここで大きな壁にぶつかってしまいます。 リーダーという立場になかなか馴染めず、苦手とする事務作業が増えていき、時間に追われる日々……。 個性と協調性の葛藤……。 横山さんは自分のやりたい事を見失いかけていました。 そんなとき、横山さんのココロを支えたのは、当時学校のカウンセリングルームに勤めていた女性。 彼女は”協調性は日本の文化でもありますが、自分を解放することで自分らしく生きる事もすごく大切”と語っていて、横山さんの個性を大いに尊重しました。 個性と協調性のバランスって難しいですよね。 ああしたい!こうしたい!って思いながらも、集団活動の中では周りと協調しないとやっていけませんからね。 でもここで、「常識」や「固定概念」、「普通」であることに逃げなかった事が、今後横山さんが躍進していくきっかけになります。 彼女に言わせれば、一番の敵は「つまらない常識」なんだそうです。 カウンセラーの方の”美和さんには美和さんのペースがあるから”という言葉に励まされた横山さんは、自己否定をやめ、頭の中に眠っていた「メイク屋台」の構想を実行に移します。 横山さんは母校での勤めをやめ、数々の営業の末、デパートの地下にメイク屋台を設置する事に成功しました。 このメイク屋台が、現在行っている「メイクで世界中を笑顔に」する活動、「メイク・アップ・ツアー」の原点となっていくわけなんです。 また、この辺りのページにこんなメッセージも綴られていました。 ”みんなにできることができなくてもいい、あなたにしかできないことがあればいい” 当たり前の事を当たり前にこなす、という事ももちろん大切で、とても難しい事です。 けれど、何か一つの能力に長けている人はそれと同じくらい魅力的に見えてくるものですよね。 そういった意味のメッセージなんだと思います。 横山さんはメイク屋台を設置した後も、美容師免許の必要を迫られ、一度店をたたまざるを得なくなったり、メイクに歌や踊りを取り入れるという新しいパフォーマンスを非難されたりと、何度も壁にぶつかります。 そんな時に手を差し伸べてくれるのは、横山さんの生き方に魅力を感じている人たち。 その一人として、横山さんのイベントを支持していたオンラインマガジンの編集長は彼女の”世の中にない独自の活動をしていること、自分だったらできないような度胸があるところ”を評価しています。 横山さんは、会社の経営者、アーティスト、本来の横山美和という3つの人格を行き来していますが、編集長は経営者としての横山さんには興味がないそうです。 彼が惹かれているのは横山さんのアーティスト性であり、面白いパフォーマンスに全力を注いでもらうために、ビジネス面でサポートし、バランスをとっているわけなんです。 個人的に一番ハッとしたのはこの部分でした。 自分にしか出来ない事、やりたい事をとことん追求し、解放してきた結果、足りない部分を補ってくれる人が現れたんですね。 単に運が良かっただけだと思いますか? 彼女は何度も失敗や挫折を経験し、懸命に営業を繰り返している方なので、そうは思えません。 全ては、 ”「こんな事をしたい!」を言葉にしまくること” 横山さんのこの言葉に尽きると思います。 これを見て、自分のやりたい事って遠慮せずにどんどんアウトプットしていくべきなんだと思いました。 一心に物事に取り組んでいる人って自然と応援したい気持ちになりますよね。 横山さん場合は周りに流されず、「自分」はこれがやりたい!という信念がもたらした結果だったように思います。 さて、ここまで紹介したメイクスマイルアーティスト・横山美和さんの人生と、その人生に影響を与えた言葉の数々。 全ては紹介しきれませんでしたが、他にもいくつか印象に残るメッセージを書かれています。 夢を成し遂げている人物だからこそ、一つ一つの言葉に力がありますし、非常に積極的な気持ちにさせてくれます。 現在何か問題にぶつかっている方、あるいは最初の一歩がなかなか踏み出せずにいる方。 横山さんのポジティブなメッセージを見て、ココロを解放してあげましょう。