43【夜读书】From everywhere-43 朗读:lemon文:坂本真绫
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【夜读书】在夜晚为你读一本好书,一篇好文,让你闭上眼睛随着我们的声音带到那书中的世界。 今天我们【夜读书】要为大家读的是选自人气声优兼歌手兼人妻的坂本真绫老师的一本欧洲随行笔记【From Everywhere】
朗读:初声教学部 Lemon
译文:初声教学部 阿鲁
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「国立図書館を探しているんだけど、道に迷っちゃって……」
「ああ、このすぐ近くだよ。一緒に行ってあげる!」
えっ、そんな仕事中に申し訳ないし、なんとなくあなたに借りを作っちゃいけない気もするんですけど……。親切にしてくれても食事にはいかないのよ、私。
「すぐそこだから!」
彼の名前はステファンというらしい。イタリア出身で、今はウィーンの音大の学生さんなんだって。てことは私よりだいぶ年下?ものすごい貫禄なんですけど……「なんだ。明日発つのかあ。ウィーンでちゃんと美味しいもの食べた?アプフェルシュトゥルーデルは?」「モーツァルトの家には行った?」「あとシェーンブルン宮殿も行った?」と、道々とても親切だった。こうしてよく見てみると確かに目が大きくてキラキラしてて、やんちゃな若者らしい顔をしているなあ。
図書館は本当にすぐそばで、さっきからウロウロしていた道沿いにあった。なんでこんなにわかりやすい場所に気づかないのだろうか私は……
「じゃあウィーン最後の日を楽しんで。もし気が変わったら、僕はオペラ座の前で7時までチケット売ってるからいつでも来てね~」
思いのほかさわやかな好青年といった感じで手を振って、ステファンは仕事へと戻っていった。うん、いい子だったな。
国立図書館は、そのキャッチフレーズ通り、いかにも美しかった。ストラホフに比べると何倍も広いし、窓が多く自然光がたくさん入って明るい。今回は中まで入って見学することができたから本棚の本もすぐ目の前で眺めることができた。やはり天井にはフレスコ画があり、天球儀も並んでる。膨大な数の本の独特な匂いもする。でもなんていうか、こっちのほうがすごく「あか抜けて」いると思った。
いいな。本のために作られた空間。でも個人的な好みで言えばプラハの哲学の間のほうがずっと好きだった。密やかで。おくゆかしくて。
夕ご飯はケバブ。2.9ユーロ。旨い。
さあ、明日はベネチア行きの夜行列車だ。
“我在找国立图书馆,不过……我迷路了……”
“啊,国立图书馆就在这附近啊。我带你过去吧!”
呃,耽误你的工作真是很不好意思,然而我又觉得不该欠你的人情……不过即使你对我如此亲切,我也是不会答应和你一起共进晚餐的哟。
“就在那了!”
他说他的名字叫史蒂芬。出生在意大利,现在是维也纳音乐大学的学生。这岂不是说他年纪比我小很多?看着倒是挺成熟的……。“啊?你明天就走了啊。在维也纳有没有好好品尝美食啊?苹果派吃了么?”“莫扎特故居去了没?”“美泉宫呢?”一路上特别热情的给我介绍着。这么仔细一看,他眼睛真的很大,闪着光芒甚明亮,一副顽皮少年的形容。
图书馆的确就在附近,从刚才迷路的地方一直走就是了。为什么我连这么好认的地方都找不到啊……。
“那祝你在维也纳的最后一天玩的愉快。晚上7点前我都在歌剧院门口卖票,如果你改变主意了,随时过来找我哦。”
他竟是个意料之外的爽快好青年,史蒂芬挥挥手,回去工作了。嗯,果然是个好孩子啊。
国立图书馆,正如那句广告宣传语所说,的确非常美。与斯特拉霍夫修道院相比要大上数倍,窗户也很多,采光很充足很明亮。这回我可以进到里面参观了,能够近距离的看到眼前书架上的书。果然天花板上有壁画,室内也有天球仪。巨大存量的图书散发着独特的纸墨清香。怎么说呢,这里的感觉更加的“漂亮”。
真好。这是为书而建的空间。不过就个人喜好而言,我更喜欢布拉格的哲学室。沉静而优雅。
晚饭吃的是土耳其烤肉。2.9欧元。美味。
好了,明天就要坐夜车去威尼斯的了。