14日から16日にかけて開かれた2021年中国原子力持続可能な開発フォーラムの春のサミットで、原子力分野の権威ある多くの専門家らが日本の福島原発事故の原因や影響、中国の原子力発電技術の進展、安全保障などをめぐって議論しました。
中国では、原子力はカーボンニュートラルとグリーンの低炭素への転換を実現し、エネルギーの安全水準を向上させる重要な選択肢の一つです。統計によりますと、中国の原子力発電は一貫して高レベルの安全運行を維持し、国際原子力・放射線事象評価尺度(INES)2級以上の事件は発生しておらず、全体レベルは世界の先進的な水準にあるとされています。
現在、中国における第4世代の技術特徴を備える高温ガス炉技術が順調に進んでいます。中国華能グループ有限公司の王副総経理によりますと、石島湾にある華能の高温ガス炉モデル工事の建設は大きな突破を実現し、プロジェクトの建設が着実に進められ、今年の11月に最初の発電を開始する見込みだということです。