東京電力の福島第一原子力発電所では、2011年に事故が起こってから、放射線を出す物質で汚れた水が毎日140tずつ増え続けています。東京電力などは、汚れた水をきれいにする処理をしていますが、トリチウムなどが残ってしまいます。
処理をした水は、タンクにためていますが、増えすぎて困っています。政府は13日、トリチウムなどが残っている水に海の水を足して、海に流すことを決めました。
トリチウムの濃度は、国の基準の40分の1、WHOが飲んでもいいと決めた基準の7分の1ぐらいに薄くします。
政府は東京電力に、2023年ごろに海に流すことができるように準備をするように言いました。
福島県で漁業をしている人などは、海に流すことに反対しています。このため政府は、安全に気をつけると言っています。