明朝の地図絵巻物「シルクロード山水地図」 故宮に寄贈

明朝の地図絵巻物「シルクロード山水地図」 故宮に寄贈

2018-01-08    02'35''

主播: zhudanyang88

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介绍:
貴重な文化財とされる「シルクロード山水地図」は、2017年11月30日、故宮博物院に寄贈されました。 これは、明朝シルクロード全域を絹本に描いた青緑山水の絵巻物で、幅0.59m、長さ30.12mです。明朝の嘉峪関から天方(現サウジアラビアのメッカ)にいたるまでの古代シルクロードにある主要地点211カ所が描かれています。中国のほか、キルギスやウズベキスタン、イラン、サウジアラビア、エジプトを含めた東アジア、中央アジア、西アジア、北アフリカの10カ国と地域に及んでいます。大部分の地名は中国語ではなく、モンゴル語、ペルシャ語、アラブ語で表記されています。明朝の後期に制作され、宮廷内で使われていたとされています。 なお、1930年代から日本で個人のコレクションとして収蔵されていましたが、中国の投資家が買い取り、故宮博物院に寄贈しました。(翻訳 朱丹陽 KOKUSEI) 明代长卷《丝路山水地图》入藏故宫 一幅极具珍贵历史价值的文物《丝路山水地图》于2017年11月30日入藏故宫。 明代后期由宫廷机构绘制的青绿山水手绢《丝路山水地图》,宽0.59米、长30.12米,描绘了明代古丝绸之路全域,东起嘉峪关、西至天方城(今沙特阿拉伯的麦加),可找到211个地标,涉及今天的中国、吉尔吉斯斯坦、乌兹别克斯坦、伊朗、沙特阿拉伯、埃及等东亚、中亚、西亚及北非的10个国家和地区。其中绝大多数地名不是汉语,而是蒙古语、波斯语、阿拉伯语等。   《丝路山水地图》在上个世纪30年代曾流散日本,后由中国企业家收购捐赠故宫。