◆著者プロフィール
筧さんは、小説投稿サイト『小説家になろう』で、本書『公爵令嬢は騎士団長(62)の幼妻』を投稿して人気を博し、カドカワBOOKSにて書籍化されました。
こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。
いやぁ、今回はタイトルからしてインパクトがありますね。
「騎士団長(62)の幼妻!」
62歳ですよ、62歳。
で、幼妻と来ていますから、一体どんな話なんだって感じになりました。
しかも、本作は小説投稿サイト『小説家になろう』に投稿されていた作品なのですが、その時からすでに高い人気を誇っていたとか。
というわけで、ちょっと内容を見ていきましょう。
この物語の主人公は、タイトルにあるように公爵令嬢の女の子です。
その女の子、キャロル・アンブラウスには、幼い頃から慕っている男性がいました。名は、ヴィルヘルム・アイブリンガー。
王国に仕える騎士団の団長にして、最強の将軍です。
しかし、その恋は9歳の時点で、叶わなくなってしまいます。
父と国王の合意で、王子・レイフォード殿下と婚約を結んでしまったからです。
俗に言う政略結婚というやつです。
このとき、子供ながらに恋愛を諦めてしまっていたキャロルでしたが、7年後、王国主催の夜会で、レイフォード殿下が面と向かって告げました。
「キャロル! 俺はお前との婚約を今日をもって解消する! 二度と俺の前に姿を見せるな!」
突然の婚約破棄。訳も分からないまま、呆然とするキャロルでしたが、
すぐにとある考えが浮かんできました。
婚約が解消されれば、長年想いつづけて来たヴィルヘルムと一緒になれるのでは?
キャロル自身は、自分がヴィルヘルムと結ばれることを想像し、有頂天になってしまいますが、実際、とある問題が二人の間には存在しました。
キャロル・アンブラウス、16歳。ヴィルヘルム・アイブリンガー62歳。
歳の差、46歳。
キャロル自身はまったく気にしていませんが、いままで孫のように接してきた娘に求婚されたヴィルヘルムは困惑してしまい……
というのが、本作のあらすじです。
さて、今回も物語の一部をドラマにしたのですが、
なんと、キャストにはキャロル役に古木のぞみさん、ヴィルヘルム役に大川透さんをお呼びしました。
ぜひ、本編をお聴きください。
■出演(敬称略)
キャロル…古木のぞみ
ヴィルヘルム…大川透
ナタリア…小倉結衣
アルベルト…小林直人